2024-06-15 No.1043
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
いかがお過ごしでしょうか。
十勝ではカッコウが先週から鳴き始めました。
カッコウが鳴くと豆をまく頃合いです。
私は連作障害を気にしないで毎年豆を家庭菜園で作っています。
虎豆や大福豆、白豆、枝豆などです。
連作ですが、特に問題なく何年も豆類を収穫できています。
そんなわけで畑起こしをしていると大きなミミズがいました。
ひょっとして豆の連作障害から守ってくれているのって….貴方のおかげ…?
この記事ではそんなミミズの役割について整理します。
ギョウジャニンニクやタランボ、ウド、ワラビの採れ頃が終わるころ、6月になりカッコウが鳴き始めます。
そうすると山歩きを終え、畑を耕す時期を迎えます。
畑を耕していると土からミミズが顔をだします。
時にはスコップでミミズをちょん切ってしまうこともあり申し訳ない気分になったり。
そんなミミズをみて改めてミミズの偉大さを感じます。
フトミミズ科(Megascolecidae)
日本で簡単に見つかるミミズはほとんどがフトミミズ科のミミズです。
なお、『フトミミズ科には多数の属があり、そのうち原始的と考えられるものがオーストラリアのクィーンズランド周辺に多数分布することから、この辺りが起源と考えられる (大淵, 1947a)』とのこと。
日本やアジア諸国に広がるミミズはオーストラリアが起源であるかもしれません。
面白いですね。
ミミズは目も見えず、耳も聞こえず、鼻もききません。
手足もなく、鳥の様に歌うこともありません。
ただし、光を感じる感知器が頭部に集中しており、目は見えずとも光を感じることができるようです。
エサは植物残渣や微生物を食して栄養としています。
我が家の畑にもコンポストを設置して、生ゴミや残飯をミミズの餌にしています。
ミミズは雌雄同体の生物なのでオスメスはなく、二匹のミミズが精子を交換する交尾をします。
交尾後に体内でお互いの精子をそれぞれの卵に受精させ口から卵を産みます。
種類にもよりますが、夏にたまごを産み、親は秋に死んでしまいます。
卵は冬にそのまま越冬し、春に3mm程度の子供ミミズが出てきます。
または、卵が産まれた3週間ほどでふ化し、8週間ほどで性成熟し、6か月から1年間ほど一週間毎に2-3個の卵を産み続ける種類もいるようです。
寿命は一年の種が多いようです。
日本では約180種ほどのミミズが確認されており、研究が進めば500種以上のミミズが確認できる、とも言われています。
ミミズは身近な生物ではありますが、研究はまだまだの種でもあるようです。
ゴビ砂漠に生息する【モンゴリアン・デス・ワーム】という巨大ミミズの未確認生物(UMA)もいるのかもしれません。
参考サイト:
今日から始める自然観察「ミミズは種類も暮らしぶりもさまざま」日本自然保護協会
そんなミミズたちですが、作物の生育には大切な役割があります。
土や落ち葉、地中に残る腐った根やコンポストの残飯なども食べながら土と混ぜて排泄します。
また、土の中に生活でするため、その行動は自動的にトンネルを作ることになります。
そうすると、土中の通気性が良くなり深くまで空気が供給されます。
ミミズは人が畑を耕すように土を細かくし、肥料を混ぜる作業をしているのです。
ミミズは土の中ではサイズの大きな生物です。
そのミミズが掘った孔(あな)は空気や水の通り道となり、より小さな土中の生物たちの通り道にもなります。
さらにミミズの糞(土壌団粒)は微生物たちの生活の場となり有機物を分解する拠点となります。
そして、ミミズたちはモグラや野鳥、オサムシやオケラなどの昆虫の餌にもなります。
ミミズの存在は落ち葉や土の下で生態系を支える大切な役割を担っているのです。
関連記事:
ハリガネムシ 体内からキリギリスを操り 川へ受水自殺させ 水中で繁殖する悪魔的生態をもつ生物
貴方はミミズを見ても「きゃーーーー!」と嫌がらず、大切な役割を担っているミミズたちに野菜の残渣を畑に埋めてあげてくださいな。
したっけぃ
View Comments
詳しいグルメ情報ありがとうございます。
道東へ行く機会には参考にします。
北海道の海産物は、本州より新鮮で、種類が豊富、安くて美味しいようですね。
もう一つ、回転寿司「根室花まる」がリーズナブル。
根室漁港直送のネタはもちろん、こちらの回転寿司店にはない帆立貝焼、花咲ガニ汁が美味しそう。
根室花まる 美味しいです。
近くにもあるので、たまに食べにいきますね。
ただ、こちらの回転寿司は「なごやか亭」「トリトン」など、どこでも美味しいので、北海道に立ち寄った際は回転寿司巡りをオススメいたします。
十勝なら大樹町が夏も涼しく、日高国立公園にも隣接しているので自然豊かで面白いと思います。港もあるので地元の海産物が居酒屋で食べられます。
「漁火」が良いかと思います。
土壌の涵養を行うミミズの役割、大切ですね。
こちらで見るミミズは濃い肌色ですが、写真のミミズは、黒くて太く異様な感じがします。
炎天下の歩道で、干からびたミミズの亡き骸を目にすることが多い季節です。
先日、テレビで札幌市の隠れた穴場の紹介をしていました。
道内179市町村を2回巡ったという、北海道と札幌市の観光大使、フリーアナウンサーの青山千景が、定山渓のカヌー下り、旭山記念公園からの展望など紹介後、モーリーさんが以前紹介していたザンギの「布袋」が映り、記憶が甦りました。拳大のザンギ6個のA定食にビックリ。これが1150円と安い。1人で食べきれそうになく、2人分でも十分でしょう。
ザンギだけより、モーリーさん推奨の麻婆豆腐とザンギのセットの方が、飽きずに食べられそうでベターかと。
この「布袋」、お薦めの本店か、支店なのかはわかりませんが。
24時間営業のサンドイッチ店「サンドリア」の種類の多さと手頃な価格も魅力的です。
ミウル 様
いつもコメントありがとうございます。
このタイプのミミズは畑を掘ると一匹はでてくる感じです。
こいつがでてくると畑の栄養状態が良いのだなと思いホッとします。
札幌の布袋が紹介されていたのですね。嬉しいですが、人気がですぎて入れなくなると困るなと思います。
サンドリアは行ったことがありませんが、ちょっと気にしてみます。