2023-12-14 No.1035
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
いかがお過ごしでしょうか。
冬の北海道の道は、風の音とエゾリスが松の実を食べる音だけが聞こえる寂しい散歩道。
そんな散歩の途中で見た、感じたことを記します。
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寒く雪が少なく寒い日々、という冬の日。
上記画像は本日撮影した十勝平野の様子です。
畑の土が少し見えるように雪が降っており、ちょっと汚いですね。
一面、真っ白になるのはもう少し先のようです。
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一見可愛いなと思いますが、過酷な冬の北海道を迎えるに辺り一生懸命に栄養を蓄えているのでしょう。
私たちは家の中で暖房を焚き温かく過ごしていますが、野生動物たちは氷点下の中生き抜いています。
厳しい生活だと思いますが生物としては当たり前のことであり、逆に暖房で温かくしている私たちヒトの方が異常なのでしょう。
関連記事:
ハイタカ 腹いっぱいのハイタカは目の前のエゾリスを狙うのか?
参考サイト:
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そんなエゾリスを見ながら寒い冬の道をいくと、歩く人も私以外誰もいません。
【山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば】源宗于(みなもとのむねゆき)朝臣
こんな百人一首の一首を思い浮かべます。
意味は
『冬を迎えた山里は寂しいもの。人も草花も枯れた全てが消えたようだ。寂しい…』
という感じでしょうか。
寂しい作者自身の状況を嘆いた物悲しい歌に聞こえます。
源宗于(むねゆき)は1000年ほど前の光孝天皇の孫で三十六歌仙の御一人。
自身の不遇を当時の天皇陛下に訴え出世の道を切り開こうとした歌と言われています。
出世はうまくいかなかったようですが、古今和歌集などにも多くの歌を残し上記の歌は百人一首にもなっています。
冬という季節は寒さと寂しさを感じる季節ではありますが、春の息吹の力を蓄えた雌伏の季節ともいえます。
この冬の時代をどう過ごすのかが問われるような、そんな一首と言えるかもかもしれません。
そんなことを思った散歩道。
貴方は温かくしてお過ごしください。
したっけぃ