2021-02-25 No.691
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
阿寒国立公園ヘ行ってきました。
目的はドライブと温泉と動物たちの撮影と
ヒグマの冬眠状況確認です。
今回はドライブの途中で
一匹の若いメスジカと出会ったので
その様子をお届けします。
阿寒国立公園の様子:
テイクミー阿寒 カントリーロード
ドライブしていると
一頭のエゾシカが道路脇に。
1-2歳のメス鹿です。
この時期のメスのお腹の中には
赤ちゃんがいます。
「今日は獲って食いはしないよ」
と思いながらカメラを向けます。
よく見るととても可愛い、
頭の良さそうなエゾシカです。
私の様子をジッと見つめています。
好奇心と恐怖心を天秤にかけながら
私を見定めているようです。
10秒か20秒か。
ややもして
「ザッ」と坂を駆け上がり
逃げて行きました。
雪の上を躍動的に跳躍し
私たちならスノーシューか
スキーを履かなければ、
とても進むことのできない
雪の上を軽々と進んでいく
エゾシカにいつも驚きます。
上段でも書いたように
エゾシカが逃げる際の特徴として、
人の姿を見かけるとすぐに逃げ出し、
そして一度立ち止まることがあります。
最初の地点から
距離にして十数メートルや
数十メートルくらいで
止まるイメージです。
うまい猟師はその立ち止まる
タイミングを見計らって撃ちます。
立ち止まらずに、
そのまま逃げ切ってしまう
ケースも多くあります。
時々、信じらない崖を
一目散で登って逃げこともあり、
エゾシカの脚力には本当に驚かされます。
草しか食べていないエゾシカは
その筋力を支えるたんぱく質を
どのように摂取しているのか不思議です。
思うに餌の豊富な夏秋に
たんぱく質を含む栄養素を
たっぷりと取り込み、
夏秋の間に蓄えた筋力と脂肪を
冬の間は笹や樹皮などを食べて
翌春まで持たせるような流れでしょうか。
しかも、
メスジカは餌の少ない早春に
子供を産みます。
その逞しさ、力強さに敬服します。
ハンターである私が言うと
偽善的な言葉になりますが、
このメスジカには無事春を迎え出産し、
末長く生きていってほしいと思います。
したっけぃ
スノーシューのエントリーモデルです