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ハシブトガラ 北海道に生息する森の野鳥

2021-02-15 No.682

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

庭にハシブトガラが来ていました。

ハシブトガラは
日本では北海道にのみ
生息する野鳥と言われています。

今回はハシブトガラについて
お届けします。

 

ハシブトガラ

姿

[2021.2北海道十勝 冬芽?をくわえるハシブトガラ]

大きさは12cmほどで
スズメよりわずかに小さいサイズです。

色は白と灰と黒色の
シンプルな構成。

頭がベレー帽を
かぶったように黒く、
また、
あごひげの位置も黒い。

背は灰色で。

胸と腹は白い。

 

分布と生息環境

[2021.2北海道十勝 冬芽?をくわえるハシブトガラ]

分布

ヨーロッパから東アジアに生息。

日本では北海道だけに留鳥として生息します。

内地にはいないと聞きますが、
青森県あたりなら
いそうな気もしますが
どうなんでしょう。

ブラキストン線※のある
津軽海峡は超えられないのでしょうか。

※ブラキストン線について最後に説明します。

 

生息環境

低地や低山帯や郊外の林や森に生息。

落葉広葉樹林や針広混交林※、
川沿いの林や藪などを好みます。

※針広混交林
松などの針葉樹と広葉樹が混じる林

 

ここ十勝だと
近くの林や森を散策すると
比較的よく出会います。

庭に来るのは珍しいかなと。

 

生態

[2021.2北海道十勝 冬芽?をついばむハシブトガラ]

食べもの

木にいる昆虫やクモを好みます。

それ以外にも、植物の種や果実も食べます。

ただし、
スズメ用に上げている
古米やヒエアワなどの
野鳥のエサは食べているのを
見たことがありません。

脂身とひまわりの種はよく食べます。

 

繁殖

一夫一妻制で
繁殖期は4-6月頃。

つがいのオスメスは
一年中一緒にいます。

キツツキがあけた木の穴や
自然にできた樹洞、巣箱に
コケや動物を毛を集めて
メスのみが巣をつくります。

7-8個の卵を産み
メスのみが抱卵し、
オスはご飯探しに全集中。

約13日でヒナがかえり、
オスメス共同で育て、
16-17日ほどでヒナは巣立ちます。

 

 

寿命

寿命はよく分かっていませんが
5年11か月の個体が確認されています。

野鳥の寿命は1-2年とも言われており
短いものですが、
中には長命な個体もいるのでしょう。

過去にはシジュウカラで
9年間生きている個体も
確認されています。

 

 

ハシブトガラとコガラはよく似る

[画像引用:野鳥観察ハンディ図鑑新山野の野鳥 財団法人日本野鳥の会制作]

上記の図鑑画像を見ると
コガラとハシブトガラが
よく似ているのが
わかると思います。

絵で見る分には
ほぼ見分けられません。

私は見分けることはできません。

以下のサイトが
詳しい見分け方を
紹介しています。

参考サイト:
北の森での散策日記 コガラとハシブトガラを比較

 

 

コラム ブラキストン線

ちなみに、
北海道と内地には
ブラキストン線という
生物の分布境界線があります。

津軽海峡をはさんで、
動物の生息する種類が違うことを、
幕末から明治にかけて
20年も函館に滞在した
英国の動物学者
トーマス・ブラキストン氏が
発見しました。

同氏の功績もあり
津軽海峡の南北を分ける
生物分布境界線を
ブラキストン線と呼んでいます。

北海道にゴキブリがいないことは
津軽海峡のおかげなのですね。

ちなみに、
函館方面の暖かい地域を除くと
竹や杉も北海道にはありません。

ゴキブリや杉花粉が嫌いな方は
北海道への移住をオススメします。

 

 

話は変わって
昨日は毒キノコの
ベニテングダケを
食べましたが、
食後も今日も体調良しです。

フグもそうですが、
適切な処理をしたら
毒をもつ生物も
食べられるものだと
実感できました。

関連記事:
腸活&菌活に最適!? ベニテングダケの下処理方法と味

 

したっけぃ

 

私が買った時は524円だったのに、1423円になってる!ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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