2021-01-26 No.674
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
今回は狩猟の歴史について
振り返ってみます。
狩猟の歴史は
人類の営みそのものと
言っても過言ではありません。
ここでは
人類の黎明期から
農耕の開始までを
駆け足でおっていきます。
引用文献は以下の3点を
主に使用にしています。
・日本実業出版社 宮崎正勝 世界史
・山川出版社 世界史小辞典 日本史小辞典
・同志社大学 今里茂 わが国における狩猟・獣害対策の歴史と課題
400万年前-200万年前まで
アフリカ大陸にいた
初期のヒトです。
彼女らはすでに
礫石器を利用しています。
狩猟採集生活を
最初に営み始めた
グループとされています。
400万年(600万年とも)前
の昔から、
私たちの先祖たちは
狩猟採集生活を始めました。
動物を狩り
木の実や根茎などを採集し、
定住せず、
グループ単位で移動を繰り返す
そんな生活であったと言われています。
火や礫石器などの道具を使用する中で
ヒトの脳容量は
500ccから1500ccまで増え、
複雑な社会を形成し、
居住地をアフリカ大陸外に求め
生息域を広げました。
彼女らの生活はそれ以前の
狩猟採集生活とそう変わりません。
それぞれの自然環境に合わせて
食物を組み合わせて、
安定的に暮らしていました。
男が狩りをし、
女が採集する、
そんなステレオタイプな
生活様式ではありません。
男女ともに道具を利用し
根茎類を採取し、
火を使って調理し、
男はボディーガード的な役割を果たす、
そんな生活様式も多かったとする説が
近年では増えています。
自然と調和した生活だったと思います。
1万年ほど前に
氷河期が終わり
地球全体が温暖化・乾燥化
し始めました。
大地が干からび
採集生活だけでは
生活できなくなったグループは
森や原野を焼き払い
ムギ・アワなどの穀物を
栽培するようになりました。
農業の始まりです。
ここで狩猟生活が
終わる訳ではありません。
狩猟採集生活が終わると共に、
今度は
畑や家畜を野生動物から守るための狩猟
が必要になってきたのです。
狩猟という言葉を辞典で調べると
「山野で野生の鳥や獣を捕えること」(学研:現代新国語辞典5版)
「銃、網、わななどで野生の鳥獣をとらえること」(集英社:国語辞典3版)
とあります。
この説明には主語がありませんが、
ヒトが他の動物を
捕食する活動を指しています。
この記事でもヒトによる
狩猟採集生活を扱っています。
でも、
本当の狩猟採集生活の開始は
今から5億4300万年前に
三葉虫が眼を獲得したことから
弱肉強食的狩猟採集生活が
始まったのだと思っています。
関連記事:
生命の旅5 眼の誕生とカンブリア大爆発
生命の旅シリーズも
早く再開しなければ(;’∀’)
もう構想も最終回も決まっているのに。
最終回のタイトルは「星を継ぐもの」。
お楽しみに^^
したっけぃ
5億4300万年前、生物に「眼」が登場した話。