Categories: 両生・爬虫類

カエルの季節 北海道の在来種エゾアカガエルの卵はサンショウウオの卵と同じ池に

2022-05-09 No.947

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
拙ブログへご訪問いただきましてありがとうございます。

先日、山菜を採りに山へ入ると池にカエルがいました。
北海道に生息するエゾアカガエルです。
北海道に生息するカエルは【ニホンアマガエル】とこの【エゾアカガエル】の2種類のみでした。

昨今は内地からヒキガエルが移入され、海外からはウシガエルが侵入してきています。

参考サイト:
国立環境研究所 侵入生物データーベース ウシガエル

ヒキガエルやウシガエルの広がりが懸念される北海道の両生類界隈です。

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アズマヒキガエル 本州からやってきた愛嬌と毒を持つカエル

 

エゾアカガエル

[2022.4北海道十勝 気持ちよさそうに水に浮かぶエゾアカガエル]

エゾアカガエルです。

気持ちよさそうに水面に浮かんでいます。
ひょっとしたら産卵という大変な仕事を終えたばかりのメスかもしれません。
お疲れ様でした。

[2022.4北海道十勝 エゾアカガエルの卵塊]

エゾアカガエルの卵です。

このように水に浮かんで、プリプリした印象です。
食べた方もいるようですが、あまり美味しいものではないようです。
私は食べません。

 

[2022.4北海道十勝 エゾサンショウウオの卵]

こちらが同じ水域にあったエゾサンショウウオの卵です。

このように螺旋状の形状で水に沈んでいます。
産まれてから時間が経過すると泥なども付着し分かり難くなります。
これも生存戦略の一環なのでしょうか。

関連記事:
エゾサンショウウオの卵 出会える場所は春の山の水域とその形の特徴

幼生(オタマジャクシ)になるとエゾサンショウウオの方が強いようで、エゾサンショウウオのオタマジャクシがエゾアカガエルのオタマジャクシを食べることもあります。

生まれた瞬間から生死をかけた戦いの連続を生きる野生の両生類たち。
その苛酷な生に頭が下がります。

 

北海道は春を迎え短い春と夏を謳歌しようと生物たちが生命賛歌を歌っています。
北海道まで足を運んでくださいな。

 

したっけぃ

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。