Categories: 山菜

フキノトウ エゾシカも山菜とりのルールに従い全ての株は取り尽くさない話

2021-03-30 No.720

どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。

十勝でもいよいよフキノトウが
顔を出し始めています。

林道脇ある土から顔をだしたばかりの
フキノトウを見てみると何か違和感が。

その周辺が掘られています。

近くにエゾシカの足跡があり
どうやらエゾシカに食べられたようです。

 

[2021.3北海道十勝 フキノトウ]

土から顔を出したフキノトウ。

エゾシカに食べられたのか
新芽なのに一部が枯れいる。

 

[2021.3北海道十勝 フキノトウの周りが掘られている]

フキノトウの周りは
掘り起こされています。

掘り起こしたのは
エゾシカだと思われます。

 

[2021.3北海道十勝 エゾシカの足跡]

フキノトウのすぐ近くに合った
エゾシカの足跡。

状況をみると、
フキノトウはエゾシカによって
食べられたように思われます。

ヒグマの可能性もあるのですが、
それらしき足跡がありません。

 

一株のフキノトウが残っているのは
エゾシカもすべての株は食べず、
将来を見越して一株を残しているのかなと思います。

全て食べてしまうと
フキが飛ばす種の総量が減るとか
可哀想とか感じているのでしょうか。

エゾシカからフキへの一種の思いやりかなと。

そんな早春の北海道でした。

 

関連記事:

【朗報】ふきのとう デトックス、せき止め効果食材が山野にある

 

関連動画:北海道層雲峡で撮ったフキを食べるエゾシカの動画

 

参考サイト:

エゾシカの餌選択とミネラル要求性 道東エゾシカ研究グループ

 

 

したっけぃ

 



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モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。