映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界』を札幌まで見てきた話

2022-12-14 No.984

どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。

映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界』を札幌まで見てきました。

マイナーな映画のため北海道では札幌のシアターキノ一館だけの上映です。
帯広と札幌の往復で400km以上ですが、行ってきました。

山野井泰史という世界最高峰の登山家の半生を中心に描いた、山へ人生を捧げる人間たちの熱い、狂おしいほどに熱く冷たいドキュメンタリーでした。

映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界』

 

山野井泰史さんは東京都出身で現在(2022.12月)は静岡県伊東市に在住の方で、アルパインクライミング界では世界最高峰の方です。
その功績をサッカーで例えるならばバロンドール賞を受賞したメッシやモドリッチ、アニメで例えるならば宮崎駿監督と言えるかもしれません。

2021年にはピオレドール賞生涯功労賞を受賞し、名実ともに登山界の巨人といえます。

参考サイト
ヤマケイオンライン 山野井泰史

そんな山野井氏の半生と功績、そして山野井氏と同じく山に魅せられバタバタと死んでいく仲間たちの山に賭ける狂気と純粋さを、圧倒的までに美しい峰々の映像とともに受け取ってしまうドキュメンタリー映画。

アウトドアが好きな方全てにおすすめできる映画です。

貴方も映画館まで足を伸ばして観てみてください。

 

参考サイト

『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界』

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モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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  • 『人生クライマー』面白そうですね。
    映画鑑賞のため、札幌まで往復400Km以上も………時間と費用を厭わない姿勢に敬服します。
    私も観たいですが、劇場でなく、そのうちレンタルビデオが出たら……………
    山野井泰史は日本有数のクライマーとして、難ルートを主に単独で、無酸素登頂してきたパイオニアで、注目してきました。南米パタゴニアの垂直の岩峰に挑むドキュメンタリー番組が記憶に残ります。
    加藤保男、山田昇、植村直己、長谷川恒男など名だたる登山家が山で亡くなっていますが、57歳の現在も現役として挑戦中の姿は凄いことです。ピオレドール賞生涯功労賞を最年少で受賞したことは、その偉大なことの証左でしょう。

    20年前、ギャチュンカン登山で、手足指10本を凍傷により失った後も、先鋭的登攀を続ける姿は驚異的です。
    夫人の妙子も著名なクライマー、夫婦で奥多摩に居住し、質素な暮らしをしている様子もテレビ番組で放映されていました。2008年に近所の山道で熊に襲われ、顔などに重傷を負いましたが、不屈の闘志で回復しました。今、伊豆の伊東市に転居し、城ヶ崎海岸の岩稜ルートを探求しているようです。

    今注目のクライマーは、平出和也(43歳)でしょう。ピオレドールアジア賞(2017年)、ピオレドール賞を2018年、2020年に受賞し、山岳カメラマンとして、田中陽希の百名山、200名山にも同行し、並外れた体力と健脚を発揮しました。
    もう1人は、平出のパートナー、テレビ『イッテQ』のイモトアヤコの登山同行カメラマン中島健郎(38歳)。平出とともに上記ピオレドール賞を受賞。
    2人とも今後の活躍が期待されます。

    • ミウルさま、詳しいコメントありがとうございます。
      とてもお詳しいのですね。
      私は学生の頃は山岳部で、歩荷や山小屋の管理人のアルバイトもしていたのですが、山野井さんはじめ山界の方々のことはあまり知りませんでした。
      この映画を通じて日本のアルパイン界のレベルの高さを知りました。
      多くの方が見るべき映画だと感じますが放映館数が少ない事が残念です。
      田中陽希さんの百名山などは田中さんよりもカメラマンが凄いなと思っていましたが、やはりすごい方だったのですね。
      勉強になります。ありがとうございます。
      改めて詳しい情報をありがとうございます。