2025-07-21 No.1178
どうも北海道十勝のハンター モーリーです。
2025年7月12日、北海道福島町において新聞配達員がヒグマに襲撃され死亡する事件発生。
同月18日、同町においてヒグマ一頭(8-9歳、オス、体長208cm、体重218㌔)が駆除された。
北海道は同月19日、襲われた新聞配達員の衣服に付着していた体毛のDNA型が、18日に駆除されたヒグマのものと一致したと発表。
また、同町の山林で4年前、女性(当時77歳)がヒグマに襲われて死亡した現場で採取された試料とも型が一致しており、道はこのヒグマが2人を襲ったと断定。
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このヒグマは男性新聞配達員を襲撃する数日前から男性につきまとい、男性は身の危険を感じていたと報道があります。
ヒグマに襲われる前の日には、「(ヒグマ対策で)ナイフを持っていた方が良いかな?」と周囲に話していたとのこと、です。
結果論ではありますが、適切に対処できれていれば防げた事件であったかもしれません。
残念です。
そして、このヒグマが四年前の同町におけるヒグマ女性襲撃事件の犯人(熊?)でもあったことが判明しました。
今回捕獲されたことで町民はホッとしていることでしょう。
ヒグマに襲われ亡くなられた女性と新聞配達員にご冥福をお祈り申し上げます。
そしてヒグマにも安らかに眠って欲しいと思います。
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[北海道十勝 ベア・マウンテンのヒグマ 太っている]
このサイズは相当大きいサイズと言えます。
この時期に罠に入ったり、農地に周辺にでてくるサイズのヒグマは体長120-150cmが多い印象です。
ちなみに、ヒグマの体長は鼻の先からシッポの根本までを背中に沿ってメジャーを当てて図ります。
この時期の体重は100㌔前後が多いです。
いって120㌔程度でしょうか。
ちなみに、体重は現場でいちいち測ってられませんので、基本的には猟師の目見当で記録します。
今回の用に注目されるケースですと、しっかりと体重を計測するのでしょう。
今回どのように計測したのかは未確認です。
ヒグマは7月が一番体重が軽い時期です。
春は山菜を、秋には山の幸であるヤマブドウやサルナシ、ドングリやオニグルミなどを食します。
夏の間はアリなどを食べて収穫の秋を待ちますが、それだけでは足りずお腹が減りすぎてオソ18の用に牛を狙ったり、今回の用にヒトを狙います。
7月はヒグマにとって一番お腹が空く、耐え忍ぶ時期なのです。
なお、以下の動画が、アリの巣を掘り起こして食べている様子の動画です。
場所は知床。時期は7月頃だったと記憶しています。
すごい勢いで土を掘り返す様子が撮影されています。
私が撮影しています。
参考サイト:
ヒグマ研究所 ヒグマの食べ物
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ですので、今回捕獲されたヒグマは218㌔ということでこの時期としては相当大きなヒグマであると言えます。
冬眠前の晩秋ならば、肥に肥えて350㌔以上になっていてもおかしくありません。
350㌔を超えるヒグマは相当でかいです。
捕獲され動かなくなった個体を目の前にしても、獰猛なプレッシャーを感じるほどです。
したっけぃ
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208㎝、218kgというヒグマを突然目の前にしたら、その恐怖はいかばかりでしょう。
横綱大の里(192㎝、191Kg)、体格では見劣りしませんが、ヒグマの鋭い爪と牙にはとても敵わないでしょうし、防護服やヘルメット着装、鉈やナイフ、刀などで立ち向かっても、腕力、突進の圧力や速度には太刀打ちできないでしょう。
市街地での発砲、駆除について、福島町へ、抗議の声が届いているようですが、人を殺傷した熊を生け捕りにし、山へ放すと、再度人へ危害を加える恐れがあり、適切な処置だと思います。
町民の気持を考えれば、人命優先の方策は当然でしょう。