2025-09-29 No.1191
どうも北海道十勝のハンターモーリーです。
北海道はすっかり秋を迎え、ヒグマたちも慌ただしく冬眠の準備を始めています。
そんなおり、北海道札幌市の公園において男性がヒグマに襲われる事件が発生。
事件概要を整理します。
事件概要
日時
2025年9月26日 20:00頃
場所
札幌市西区 平和丘陵公園
私はここに近い西区西野に3年近く住んでいたことがあります。
山が近く自然が身近で良いところだと思っていました。
格安スーパー「まんぼう」もあるし便利。
その頃はヒグマは出ても人は襲わないと思っていましたが、今はヒグマの行動も変わって来たようです。
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内容
2025年9月26日20:00頃、札幌市西区の平和丘陵公園において犬の散歩をしていた男性(40代)がヒグマに襲われ右腕に大けがをした。
公園近くに住む男性が犬を散歩させていたところ、トイレの後ろからクマ2頭が現れ、体長約2メートルの1頭が襲ってきた。
男性は右上腕部をひっかかれるけがを負い、入院したが、命に別条はない。
犬も無事だった。
もう1頭の体長は約1メートルという。
2頭は親子で、男性を襲ったのは母グマとみられる。
母グマはすぐに男性から離れたことなどから、市は人間や人の食べ物への執着はないとみている。
付近にはフンが落ちており、人間に驚いて漏らした可能性があるという。
捜索の結果、周辺の山林には餌となる植物がほとんどないことが分かった。
フンを調べてもクルミなどの木の実はわずかしか含まれず、大半は草だった。
子グマは男性が襲われた約1時間後に近くの路上で目撃されたが、その後は母グマとともに足取りが分かっていない。
札幌市は道警などと連携し、今後も警戒を続ける。
市は「子グマを守ろうとした母グマの防衛本能によるもので、積極的に人を襲う意思はなかった」との見方を示した。
公園は当面立ち入り禁止にする。
公園の近所に住む30歳代男性は読売新聞の取材に応じ、被害が起きた当時の様子を語った。
当時は自宅におり、外から獣のような鳴き声とともに「助けてください」という声を聞いた。
2階の窓からのぞくと、2頭の動物が公園の階段を上がっていくのが見えたという。
「このあたりはシカがよく出るので、またかと思った。後でクマだと知り、驚いた」と振り返り、「子どももいるので気をつけたい」と話した。
28日も市職員や猟師(有害鳥獣対策として嘱託職員として市に委託されている実施隊の方々や有害駆除業務を請け負う業者の方々などで構成されており、猟友会とは直接は関係ない。なお、実施隊になる際に猟友会からの推薦やお墨付きがあると市町村は安心して任用できる)らは、現場付近の山林などを捜索したが、めぼしい痕跡は見つからなかった。
市街地へのクマの侵入を防ぐため、市は29日に同公園内に電気柵を設置する方針を示した。
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関連記事:
【事故記録】2019.8札幌南区ヒグマ徘徊事件 概要と今後の対応
参考サイト:
ヒグマ研究室
【悲報】2025年山の幸 不作!
[北海道十勝 オニグルミ クルミの実の果肉がついている様子 この果肉を取り除くとよく知るクルミが現れます]
ブドウ、コクワ、ドングリ、クルミ 不作…
私の住む町では今年はヒグマの駆除数がとても多い年になっています。
理由は山の幸であるヤマブドウ、コクワ(サルナシ)、ドングリ、オニグルミなどが軒並み不作であるからと考えています。
つまり、山に食べ物が少ないということです。
故に、クマたちは人里に降りてくるのです。
この事件の札幌のヒグマも冬眠前に餌を求めて人里まで降りてきたのでしょう。
上記でも触れていますが、今回は母子の二頭クマだったことから、母クマが子グマを守ろうとしての防衛のための襲撃だったと思われます。
ちなみに、カシワのドングリのなりっぷりは好調ですが、同じドングリの実をつけるミズナラのなりっぷりは不作です。
同じドングリの木なのに、不思議ですね。
犬の散歩中にヒグマが襲うのか?
[北海道十勝 シバイヌ かわいい]
ワンちゃんはなにをしているんだと。
「ご主人を守らんかい!」と、一報を聞いて思いました。
ふと思い出しましたが、類似した事件が厚岸(あっけし)でありました。
今回の事件同様に犬の散歩中にヒグマに襲われた事件:
事故記録 2023年4月厚岸ヒグマ襲撃事件 ヒグマと遭った時は【あさはゆき】
ヒグマたちは犬がいても襲う時は襲うものなのですね。
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先日、猟友会の集まりでベテラン猟師がボソッと漏らしていました。
「最近のヒグマは異常だな。人を襲うなんて、そんなこと今までなかったぞぉ」と。
ヒグマ最前線の一員である私も油断せず、かつ恐れすぎず、兜の緒を締めて締めて臨みたいと思います。
したっけぃ
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