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コウモリを捕まえた 傷ついたコテングコウモリを助け無事に空へ返しました

投稿日:

2025-08-28 No.1185

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

先日、川を歩いているとコウモリを発見。

動きが鈍かったので、ササッと捕まえることができました。

夕暮れ時に飛んでいるコウモリを見たことはありましたが、捕まえたことは初。

近所の生き物博士”マスター・ID”に話を聞くと「コテングコウモリ」かもしれないとのこと。

その時の様子をお届けします。

 




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コウモリの種類

[2025.8北海道留萌 コウモリ(コテングコウモリと思われる)]

日本には5科35種類のコウモリ類が棲息しています。

うち、北海道には3科18種が棲息しています。

門崎允昭(野生動物痕跡図鑑2009)より

上記画像のコウモリはしっかりとは同定※できていませんが、コテングコウモリ(Murina ussuriensis)だと思われます。

※同定:自然科学で、分類上の所属を決定すること。ここでは野生動物の種類を確定させること。

コウモリは普段はあまり意識しませんが、私達にとって案外身近な動物です。

バットディテクターというコウモリ探知機を夕方の郊外で使うとコウモリが発する20 kHz 以上の超音波を検出し、コウモリの有無を確認できます。

今回は日中の川沿いで発見し、

「あっ!?コウモリだ!!(ちょっとこわいな。でもいいか。よし!)捕まえよ。」という感じで、素手(軍手あり)で捕まえました。

 

[2025.8北海道留萌 よく見ると可愛いコテングコウモリ]

コウモリを持ってみると、その軽さはネズミほど。

ほぼ重さを感じません。

ネズミと違って耳が特徴的です。

やはり超音波の受信器官なので存在感のある耳であると感じます。

よく見るとその可愛さに驚きました。

ネズミもそうですが、イメージがあまり良くない動物たちもよく見ると可愛いものなのですね。

 

どうやら怪我をしているようで、それで捕まえられたようです。

なお、この写真では素手で触っていますが、この後しっかりと手を洗っていますのでご安心ください。

 




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[2025.8北海道留萌 威嚇するコウモリの様子]

しばし、触って観察していると手の上で

「シャールル〜、シャールル〜」と威嚇してきました。

その様子もまた可愛い。

しばし眺めて撮影し、そっと翼を話すとバタバタと手の上で羽ばたきます。

そっと手を離してやると、奥の河畔林めがけて

「バサバサッ、バサバサッ」と、飛んでいきました。

「もう人間に捕まるなよ〜」と、わたし。

 

関連記事:
北海道のネズミ事情

 

参考サイト:
森林総合研究所 雪中で冬眠するコウモリを日本で確認 ―ホッキョクグマ以外でははじめて―

 

 

そんなコウモリとヒトのほっこりするひとときでした。

したっけぃ

 




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