2021-11-28 No.906
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
山奥をドライブしているとエゾフクロウが亡くなっていました。
ロードキル(野生鳥獣が自動車等と接触し死亡すること)だと思われます。
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そのエゾフクロウからフライができましたので紹介します。
フライ?
と聞いて驚くかもしれません。
フライと言っても油で揚げる料理のフライではありません。
フライフィッシング用のフライ=毛針のことです。
作ったのは2024パリ五輪のロード日本代表候補にして、フライフィッシングをこよなく愛するオックーさんです。
フクロウの羽から作ったフライ(毛針)をみせてもらいました。
オックーさんのブログ:
ただ、川を歩いていると時折フライフィッシングをしている釣り人をみけることがあります。
釣り竿を前後に降り、その動きに合わせて釣り糸が鞭のように曲線を描くさまは美しいものだと思います。
フライフィッシングとは餌やルアーやリールを使わず、釣竿と糸、フライ(毛針)のみを使う釣りのこと。
毛針を自作する方もおり、釣り場付近に生息する水生昆虫についての知識なくしてフライを作ることができません。
自然観察する目を養う必要がある釣りであるため、大変奥の深い趣味といえます。
現在も格調高い紳士のスポーツとされています。
上記の画像がフライフィッシングで使用するフライです。
フライフィッシング好きなオックーさんにフクロウの話をすると興味を持っていただきました。
オックーさんからフクロウの羽がフライになる画像が届きましたので紹介します。
鳥の中でも特にフクロウの羽は柔らかくしなやかです。
この羽が…
こうなりました。
銀色の箱の上にのっているものがフクロウの羽から作られたフライ(毛針)です。
川面にとぶカゲロウのようです。
拡大したフライの画像です。
たしかにカゲロウに見えます。
このフライを川面に飛ぶ羽虫にみえるように釣竿を振り、そのフライを狙う魚を釣りあげるのがフライフィッシング。
餌釣りやルアー釣りよりも格式の高さを感じる釣り手法です。
私たちが自然に触れる方法は色々とあります。
登山やカヌー、狩猟や釣り、キャンプなどでしょうか。
「登山は疲れるし、狩猟やカヌーは敷居が高い。キャンプは飽きた」という方は釣りも良いかもしれません。
釣りの中でもフライフィッシングの世界の扉を開けてみるのも面白そうです。
余談。
日本で最初にフライフィッシングを始めたのは、幕末に活躍した坂本龍馬の後ろ盾となったイギリス人のトーマス・グラバーとされています。
坂本龍馬は暗殺されてましたが、龍馬は北海道開拓の意志を持っていました。
その意志はその子孫に受け継がれました。
龍馬の姉のひ孫である坂本直行は北海道に移住し画家となりました。
六花亭というお菓子メーカーのデザイン等を担当し、登山をこよなく愛した方でした。
不思議な縁で、彼とその友人が登山で使用したピッケルは今は私が受け継いでいます。
龍馬の意志も受け継げるよう精進します。
したっけぃ