2020-02-13 No.554
どうも、北海道十勝のハンター
モーリーです。
散歩しているとキレンジャクがいました。
キレンジャクは毎年見られる鳥ではなく
ここ数年、私は見ていませんでした。
今回はキレンジャクについてお届けします。
[2011.3北海道十勝 キレンジャク(ヒレンジャク含む)の群れ]
キレンジャク(Bombycilla japonica)は漢字で
【黄連雀】と書きます。
スズメのように団体で行動するので
『連なる雀』の意で【連雀】となり、
更に『尾が黄色い』ので
【黄連雀】と書きます。
西日本には尾の先が赤い
ヒレンジャク【緋連雀】が多いと聞きます。
北海道では
キレンジャク【黄連雀】が多く、
キレンジャクの群れの中に
ヒレンジャクが1羽2羽混じっている印象です。
[2020.2北海道十勝 木の実をついばむキレンジャク]
北海道ではキレンジャクは
11月~4月頃まで見られます。
ですが、毎年やってくる鳥ではありません。
カムチャツカ半島や北アメリカ大陸で
木の実などのエサが豊富だと
日本まで渡ってこないようです。
ですので、日本で見かけたら
カムチャツカ半島や北アメリカ大陸の
木の実は不作なのかもしれません。
キレンジャクの特徴を
3つあげます。
1. 団体行動
2. 冠羽
3. 羽毛の滑らかさとテカり
かなと思います。
[2011.3北海道十勝 キレンジャクの群れ]
最初の画像でも紹介したように、
キレンジャクは団体行動する鳥です。
名前の由来もスズメのように
連なって行動するので【連雀】です。
[2020.2北海道十勝 キレンジャク]
冠羽とは鳥や恐竜種※の頭部にある、
長く伸びた羽のことです。
上記の画像のキレンジャクの頭の羽です。
有名な鳥だとヒバリにも冠羽があります。
※ちなみに最新の研究では恐竜も羽毛があり
冠羽があった種があるとされています。
キレンジャクは
英名で” Japanese-waxwing”。
Japaneseは『日本』、
waxwing『ワックス(蝋)』の意です。
ワックスの由来は
上記画像のキレンジャクの
背中に赤い部分が見えます。
この赤い部分が蝋状らしく、
それが由来と言われています。
しかし、私からみると違いますね。
キレンジャクを近くでみると、
他の鳥と違ってその羽毛の滑らかさや
テカり具合が断然違います。
羽毛がワックスをかけたように
キレイで輝いているのです。
だからwaxing(ワックス)の
名の由来だと勝手に思っています。
今年はキレンジャクの当たり年です。
あなたも双眼鏡とカメラを持って
散策に出かけてみてはいかがでしょう。
ゴールデンウイーク前まで、
運が良ければ見られます。
したっけぃ
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冬はスズメの餓死が多い時期です。
スズメ用に下のお米をどうぞ。
View Comments
はじめまして。
ハンター的視点での自然の話がおもしろくてちょくちょく読ませてもらっています。
キレンジャク、今年はちょくちょくみますね。勇払郡もそうです。
いつも見る鳥ではないなとは思ってましたが、そういうことだったんですね。
今後、Facebookなどにリンク貼らせてもらってもよろしいでしょうか。突然すみません。
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
FBへのリンク張り、とてもありがたいです。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。