2022-08-22 No.976
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
さて、8月になり北海道では連日ヒグマ関連の事件事故が散発しています。
福島県でも犬の散歩をしていた女性がクマに襲われて怪我を負う事件が発生しています。
これは8月がクマが一番飢える時期だからです。
この時期のクマは一年の内で一番食べるものが少なくアリや草を食べて飢えをしのいでいる時期です。
ですので、クマたちも仕方なく人里に降りてきて食べ物を探します。
9月になれば山の中ではヤマブドウやサルナシの実がなり、川にはサケマスが遡上し、山野でのクマのエサが豊富になりクマたちが人里に降りてくるケースも減るでしょう。
下の動画はヒグマが土を掘って何かを食べている様子です。
このヒグマが去った後に掘った跡を調べに行くとアリの巣でした。
こんな感じで8月のヒグマは腹を減らして山野をウロウロしています。
北海道古平町においてヒグマによると見られるスモモ食害がありました。
そして、ここ古平町周辺ではヒグマによると見られる連れ去り事件と行方不明事件も発生しています。
古平町におけるヒグマ関連とみられる事件を整理します。
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2022年8月18日
北海道古平(ふるびら)町浜町
2022年8月18日、ヒグマがスモモ約20個を食い荒らす事件が発生。
現場には足跡があり、その大きさから体重250キロほどのヒグマとみられる。
翌19日に地元の猟師8名が現場に集まりパトロールし警戒している。
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2022年5月21日夕方
北海道古平町歌棄町
2022年5月21日夕刻に72歳女性が行方不明。
女性は散策や山菜採りが趣味だったとされている。
ヒグマによる連れ去り事件ではないかとみられている。
参考サイト:
行方不明者の情報と経緯
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2020年5月15日午後
北海道古平町浜町の被害者宅から500mほどの山林内
2020年5月、男性71歳がタケノコ採りに山に入りヒグマに連れ去られたとみられる事件発生。
男性は15日午後に「午後にタケノコ採りに行く」と手紙を残し、自宅周辺の山に入った。
連れ去られたとみられる現場では、男性のリュックや靴下、長靴などが散乱しておりヒグマに振り回されたとみられた。
長靴には爪で引っ掛かれたような傷跡があった。
リュックには熊鈴と笛が残されたままだった。
現場の痕跡からヒグマが寝ていた付近を通りかかった際に襲われたとみられる。
その後同ヒグマが駆除された情報は聞いていない。
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5月は山菜採りでヒトが山に入り、かつヒグマも冬眠明けで山を徘徊しており、ヒトとヒグマが遭遇するケースが多い時期です。
8月はヒグマが一年で最も飢える時期ですのでトウモロコシやビートなどの農作物や牛や羊などの家畜を食べるために人里に降りてくる時期でもあります。
5月の山林と8月の農道は気を付けて歩きましょう。
参考サイト:←ここのブログはヒグマについて知りたい時はオススメのサイトです。丁寧にブログ作りされていると感じます。ご覧ください。
ヒグマ研究室
関連記事:
事故記録 コードネーム”OSO18″の衝撃 巨躯で強く賢く忍者のように闇に潜むヒグマ
したっけぃ
View Comments
古平町のヒグマによる、山菜採りの高齢者連れ去り事件、遺体未発見、恐ろしいですね。
人を襲い獲物として持ち去ったヒグマ、再度人を襲う可能性がありますね。
紹介されている「ヒグマ研究室」サイト、興味深く読みました。
四大羆害事件のうち、三毛別、福岡大ワンゲル部は知っていましたが、沼田幌新、札幌丘珠は知りませんでした。沼田幌新では、一般人3人に加え、アイヌ猟師と討伐士のプロまで殺害されたことに驚きます。
標茶のOSO 18、牛だけでなく、酪農家の人を襲うかもしれないので、早い捕殺が望まれます。
ご存じかもしれませんが、雨竜沼湿原登山口(ゲートパーク)駐車場で、21日午後、知人5人と訪れた旭川の女性(64歳)が、知人女性の車の下敷になる死亡事故がありました。楽しい行楽が暗転した痛ましい事故ですが、運転する人は、ヒグマより恐ろしいと実感。車は前方から轢いたとあり、脇見などの不注意、誤操作などが原因でしょうが、他山の石として自分への教訓としたいです。
ミウル様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り丘珠のヒグマ事件は地元の人間以外はあまり知られていません。
このブログでもその内、丘珠事件について整理しようかと思っています。
雨竜の事故の件、聞いていました。
私たちの生活の中で本当に怖がるべきはヒグマよりも交通事故や病気なのだと思っています。
お互いに安全運転と健康第一でいきましょう。