2021-04-14 No.735
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
えりも岬に行ってきました。
えりも岬とは太平洋に突き出た
ユーラシアプレートと北米プレートが
衝突してできた日高山脈の陸上部分の
最南端となる岬です。
アザラシや稀にラッコも
見られることもあるようです。
年配の方なら森進一が歌う「襟裳岬」
でも御存知かもしれません。
何もないどころか、
大陸プレートの衝突の様子や
強い風、アザラシなど珍しいもので
溢れている岬です。
えりも岬についてお届けします。
襟裳岬はアイヌ語で「オンネエンムル」。
意味は【大きく突き出た場所】を意味します。
また、
エンムルには【ネズミ】の意味もあり
海に突き出た岩をネズミが飛び跳ねて
いるように見えることに由来します。
ピリカノカとは【美しい形】の意味で
アイヌの物語や伝承にでてくる
景勝地群を総称しています。
襟裳岬がアイヌの人々にとっても
大切な場所であったようです。
襟裳岬は南北150kmの長さになる
日高山脈の最南端に位置する
太平洋に突き出た岩礁の岬です。
日高山脈がユーラシアプレートと
北米プレートの衝突によってできた
山脈で、襟裳岬もまた大陸プレートの
衝突によって生じた岩礁帯です。
手前の山の奥に続く
突き出した場所が襟裳岬です。
関連記事:
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襟裳岬は風が強く、波が荒れ、
江戸時代より海の難所として
知られていました。
木村謙次※「蝦夷日記(1798)」
「襟裳岬ではアイヌはイナウ※と立てて神酒を供(そな)える」。
松浦武四郎※「蝦夷日記(1845)」
「アイヌはここを通る時はイナウを削り納めて通過する」
「岩礁には昆布が多く生えているが、アイヌは神聖な場所だとして、昔からとることはない」
と記述されており、
昔から難所であり特別な
場所であったことが伺えます。
※イナウ:アイヌ文化における先祖と人を繋ぐ神具
※木村謙次:1790年代に蝦夷地探検隊に加わり蝦夷地を回り現在ロシアに占領されている択捉島まで探索した。ロシアの情報なども収集し諜報員の役割も担った医者にして農学家
※松浦武四郎:江戸末期から明治にかけての探検家で、北加伊道(北海道)という名前を考案した偉人
この時は確認できませんでしたが
昔ここでアザラシを見たことがあります。
まれにラッコも見られるようで
今度頑張って撮影してみようかと思います。
参考文献:
襟裳岬 野生生物
動画も撮ってみました。
よろしければご視聴ください。
したっけぃ