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【事故記録】2018.8北海道砂川市猟銃所持許可取り消し事件 その3 砂川市駆除現場にて

2020-06-06 No.608

どうも、
サッカーならストイコビッチが好きな
北海道十勝のハンターモーリーです。

季節は春を終え、
梅雨がない北海道では
初夏といってもよい天候です。

いかがお過ごしでしょうか。

2018.8に北海道砂川市において
地元猟友会のメンバーA氏とB氏が
ヒグマ駆除を行い、
A氏が猟銃所持許可取消措置を
受ける事案がありました。

 

さらにその後、
B氏は猟友会から除名勧告を受け
猟友会を追われました。

なぜ、猟友会を追われたのか?

 

関連記事:

【事故記録】2018.8北海道砂川市猟銃所持許可取り消し事件 その1 そして裁判へ

【事故記録】2018.8北海道砂川市猟銃所持許可取り消し事件 その2 当事者インタビュー

 

メディア報道やネット上では
地域の安全に貢献している
ヒグマ駆除に従事した猟師の
猟銃所持許可が取消されるのは
おかしなことではないか、
との流れだと思います。

ブログ『有害駆除やってらんないよ!』
(以降、「ブログ有害駆除」とする)
という関係者のサイトもあり、
当事者A氏の話も公開されています。

私も当初は所持許可証の取消は
警察による厳しい措置だなと思い
そうブログに書いたところ、
駆除に参加したもう一人の方、
B氏から連絡がありました。

電話で話を聞き
直接会った方が良いと判断し、
札幌に行く途中で寄り道をして
砂川市へ行き直接会って話を聞いてきました。

この記事は
B氏と共に駆除の現場に行き、
B氏との話をまとめたものです。

あくまでも
B氏サイドの話ですので、
事実に近づくためにはA氏サイドの
「ブログ有害駆除」の両方の内容を
把握する必要があると思います。

 

なお、
B氏の氏名を公表するか否か
B氏が警察署や自治体と相談し、
氏名の公表はしないこととしました。

また、
証拠である破損した銃床の写真等は
各所から公表は控えるように
との話があったことから、
私が見た証拠や書類などは
その内容を公表できないものもあります。

ご了承ください。

 

 



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砂川市にて現場会談

B氏の印象

4月5日に砂川の駆除事件について
ブログに記事にすると、
B氏と連絡をとることとなり、
その流れで砂川へ行くことになりました。

砂川市のB氏宅へ行きました。

すでに電話でやり取りしていたので
人となりは伝わっていましたので、
会うことに躊躇はありませんでした。

電話での印象通り、
40年以上も狩猟に従事し体力もあり、
腕の良い熟練の猟師のようで、
町内会長もされるなど
面倒見のよさそうな一面も伺えます。

挨拶を済ませ、
事件の一連の流れを改めて聞きました。

合わせて
B氏が作成した報告書や役所の書類、
砂川支部の会報や除名勧告通知書、
猟銃修理に伴う見積書、
破損した銃床など
関連する資料を
一式確認させていただきました。

A氏がでている
今日ドキッ!という北海道の
ローカルテレビ番組で報道された
録画を見て内容確認し、
その後、
現場へ車で向かいました。

 

 



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現場へ

以下が2018.8月北海道砂川市での
ヒグマ駆除現場です。

 

[2020.5北海道砂川市 ヒグマ駆除現場 右の防風林内にいたヒグマを駆除(グーグルストリートビュー画像より引用)]

上記のストリートビューの右側の
防風林の中が駆除現場です。

以下に現場の印象を記します。

・こんな住宅街の近くにヒグマが出没するのかと驚く(B氏宅から車で10分程度)

・500mほど東には道央自動車道が走る

・高校が近い

・民家がすぐ隣

・こんな小さな防風林内で駆除なのか

です。

だだっ広い十勝とは違い、
砂川市は山が住宅街に近く、
ヒグマと隣接して暮らしている印象です。

 

 



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位置図と状況

概要位置図

[2018.8北海道砂川市 ヒグマ駆除現場概要位置図]

上記がB氏から聞き取った
駆除当時の位置図です。

A氏、B氏、警察官と市役所職員の
4名の位置図と発砲方向を示しています。

警察官は途中防風林付近の
道路脇を歩いており
その後、B氏に促され
安全確保のためその場を離れています。

スケールを出していませんが、
A氏と近くの民家の距離は40m弱です。

A氏の発砲が安全管理上適切か否かは、
読者の方々の感じ方次第です。

なお、ヒグマは子熊で
ヒグマ捕獲票※には
体長80cm、体重7.5kgと記載されています。

※ヒグマ捕獲票とは有害駆除でとったヒグマについて役所に報告する票のこと。とったヒグマの場所や体長や体重など、駆除に参加した者の氏名などを記します。

また、このヒグマは以前オス熊に襲われ
一か所が足首がない部分があったとのことです。

母熊とはオス熊に襲われた時に
はぐれたのではないかとのB氏の話です。

なお、
この位置図はB氏からの
聞き取り調査から図面化しています。

警察官と市職員の位置はやや曖昧です。

客観的に当時の配置を把握しているのは
臨場した警察官と市職員でしょう。

 

 

現場の状況

[2020.5北海道砂川市 ヒグマ駆除現場を案内するB氏 斜面になっている]

上記画像がヒグマ駆除の現場の林内。

当時は8月なので、草丈の高い草が覆い茂っています。

 

 

以下、B氏からの現場の状況の聞き取りです。

2018年8月21日早朝、
市農政課の依頼により駆除へ。

先にA氏、農政課職員、警察官が来ていた。

私道周辺を探すもヒグマは見つからず。

車の周りで待機していると、
20mほど下の私道をヒグマが横切る。

駆け寄って探すと、
法面中段上部の笹が揺れているが
目視では確認できず。

A氏が来て状況を説明。

A氏から上に行ってくれと指示があり
私道を走りながら上の道路に到着。

笹が揺れた付近の道路上を
警察官が歩いていたので
危険だから戻って下さいと伝え、
後方に待機させる。

林内に入いる足元の木が邪魔で入れず
一度出てに戻り、再度笹藪の中に入る。

3-4歩歩いて自分の銃が暴発する。

暴発の理由が分からず
その場は「威嚇で撃った」とA氏に伝える。

(ここが分かり難いのですが、A氏がヒグマを撃ち、ヒグマに当り跳弾になってB氏の銃に当たり、B氏の銃が跳弾により暴発。B氏は銃口を空に向けていたので、B氏の弾は空に飛んでいく。B氏は銃声を一度しか聞いていないと言っている。ライフル銃の初速は1,000m/s程度と音速の約3倍近くで、A氏とB氏の距離は30mほどとすると、A氏の発砲後約1/33秒後にB氏の銃が跳弾を受け暴発したことになります。銃音はライフル弾よりも遅いので、A氏とB氏の猟銃はほぼ同じタイミングで発砲したことになるため、二つの銃声が重なり、一度しか聞いていないと言っているのだと思います。恐らくA氏も銃声は一発して聞いていないと思っているかもしれません。)

B氏が林内からでようとすると、
太い木の横に子熊が「ゼイゼイ」と
横に倒れ血を流し倒れており、
A氏に確認の上、銃でとどめを刺す。

この際にB氏は銃に違和感を感じる。

子熊が倒れていた場所からは、
A氏が見えなかった。

これはA氏が駆除対象を
目視確認をせずに撃った
可能性を示唆しています。

一方、ブログ有害駆除では
A氏は目視して撃ったような
記述になっています。

ここは双方の争点です。

 

その後、
B氏は子熊を回収し、
車に銃を置いた時に
銃床の破損を確認する。

その場には警察官がいたため、
A氏をかばう意味もありなにも言わずに帰宅。

(その場で言うと、臨場した警察官にA氏の発砲による銃の損傷の件が知られてしまい、A氏の安全管理が疑われてしまうため。)

その後、A氏に連絡して会い、
銃の損傷について伝える。

この後は銃の損傷を
A氏の保険で修理するのか
B氏の保険で修理するのか揉め、
A氏からB氏への謝罪も無いまま過ぎる。

この保険も担当が
猟友会の関係者で、
さらに、
A氏は市議会議員を歴任し
市長選挙にも立候補するなど
地元有力者で各方面への影響力があり、
A氏を弁護する猟師の弁護士もおり、
この辺りの人間関係もあり
よそからは大変分かり難い状況になってきます。

 

その後の状況

この後からさらに混迷を深めていきます。

うまく、まとめられないので箇条書きで紹介します。

・A氏はB氏にお金を渡そうとするも、お金を渡す理由も述べずただ受け取ってくれの一点張り。B氏は理由も述べないお金は受け取らず返却する

・B氏の銃は自分の保険で治すことになる

・A氏はB氏の保険で治したことを知らなかったようで、知っていれば私の保険で治したとB氏に言う

・B氏は修理した銃で射場でサイト合わせをするも違和感が拭えない(20年使っていた銃なので修理による違和感は当然)

・B氏は新銃を購入を検討する

・B氏はA氏に幾ばくかの補助してくれるかとA氏に相談すると、脅迫するのかと言われれる

・謝罪もないA氏の態度に据えかね、10月4日にB氏が警察に行き、駆除当時にあったことを伝える

・警察への駆除現場に説明のため3-4回訪れる

・B氏の銃の破損箇所が現場から出てきて、B氏に渡される

・年の瀬にA氏が書類送検される

・翌2019年2月7日、北海道猟友会砂川支部はB氏へ除名勧告通知を出す

・2月22日、B氏は退会届を砂川支部に提出

・3月にA氏へ検察からの尋問がある

・その後、不起訴の連絡がある

・不起訴になるも、警察は所持許可を与えず

・4月1日ブログ「有害駆除 やってらんないよ!」A氏関係者により立ち上げ

・4月にA氏への公安委員会の聴聞があり

・その後、警察と公安委員会によりA氏の猟銃所持許可が取り消され一部メディアやネットに取り上げられる

・A氏は「善意の市民をいたずらに処罰しており不当な処分」として裁判へ

・2020年4月 モーリーが当事件を記事に書き、B氏からブログ内容に誤りがあるとして、当ブログにアクセスがある

・2020年5月 B氏とモーリーが現場を確認する

 

A氏からしてみると、
市役所から要請があって
ヒグマを駆除したのに、
B氏から言いがかりを付けられて
猟銃所持許可が取消されて散々だ。

 

B氏からしてみると、
駆除に参加して20年使っていた銃が
仲間の発砲で損傷し、
謝罪も保証もなく被害者。
その上長年貢献してきた
地元猟友会から
不可解な除名勧告を受ける。

こんな理不尽なことはありません。

 



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論点の抽出

裁判の争点は
A氏の発砲が民家の方向に
向けて撃った危険な発砲であるとして
警察と公安がA氏の猟銃所持許可を
取消した措置に対して、
A氏が不服を申し立てています。

 

このブログでは3つの論点を抽出しました。

1つ、A氏はヒグマを目視確認していたのか

2つ、A氏の発砲した弾は跳弾して、B氏の銃床に当たったのか

3つ、北海道猟友会砂川支部は、なぜB氏に除名勧告を行ったのか

 

 

A氏はヒグマを目視確認していたのか

論点の一つ目が
A氏はヒグマを目視確認していたのか?
です。

結論から述べると、
A氏は目視確認が曖昧のまま
揺れた笹辺りを
撃ったのかもしれないという
心証を持っています。

「矢先の確認」といって
猟師は鉄砲を撃つ前に確実に獲物が
ターゲットとする獲物であるかを
確認してから撃たなくてはいけません。

2018年11月には
「矢先の確認」が不徹底のため、
札幌の猟師が森林管理局の職員を
エゾシカと勘違いして誤射し、
死亡させてしまう事件もありました。

関連記事:

2018.11北海道 恵庭猟師誤射事故 なぜ誤射が?事故の経緯と猟の現場

「矢先の確認」はすべてのハンターたちの大前提の行動です。

ここではA氏がヒグマを
目視できていたについてを検証します。

 

[2020.5北海道砂川市ヒグマ駆除現場 A氏が目視でヒグマを確認し撃った駆除現場 当時は8月のため更に草丈は高い]

上記画像が駆除現場を
A氏がいた付近から撮影したものです。

これは5月撮影なので
8月には更に草丈が高く
お生い茂っています。

 

『Aは、土手の中腹にいる熊を確認したが、Bは、その時点で熊の姿を確認出来ていなかった。Aは、Bと交代し、Bに対して熊が人家の方に逃走しない様、道路側を警戒するよう依頼の後、前方の安全確認をし、“発砲”熊を仕留めた。とその後Bは、熊が倒れている脇の藪の中から出現Aは、一瞬親熊か?と身構える。』

引用:ブログ『有害駆除 やってらんないよ! 発砲!有害駆除終了・・・?』より

このブログではA氏が
ヒグマ(子熊)を
目視していた様子が
記述されています。

B氏も
「車の周りで待機していると、
20mほど下の私道をヒグマが横切る。」
と証言しているので、
二人ともヒグマ(子熊)を目視していた様子が分かります。

ただし、
ヒグマ(子熊)が林内に入り
B氏はヒグマを見失っています。

A氏がヒグマ(子熊)を
明確に目視して撃ったのか、
笹が揺れたから撃ったのか、
ブログ有害駆除の上記文章からは
明確に読み取ることはできません。

B氏の証言として、
「子熊が倒れていた場所からは、
A氏が見えなかった。」とあります。

B氏からA氏の位置が
見えないということは
A氏もB氏が見えないということです。

内地にはイノシシがおり、
笹が揺れるのでイノシシだと思い撃つと
人だったという事故が時折あると聞きます。

似たようなケースかなという心証を持ちました。

 

生物調査などで
笹藪を歩く機会が多い私からすると、
ササ藪の中にいる子熊を目視で
確認するのは非常に困難であると言えます。

2-3度、ササ藪の中を歩いて
「ガサガサッ」とヒグマらしき
黒い姿を見たことがありますが、
明確に目視はなかなかできません。

子熊サイズならタヌキやウサギと
見間違える可能性もあります。

A氏がヒグマを確実に
目視確認できいたのか否か、
本人以外分かりようがありませんが、
中型犬サイズの子熊をササ藪の中で
目視確認するのは困難な作業であるということは言えます。

 

 

A氏の発砲した弾は跳弾して、B氏の銃床に当たったのか?

論点の二つ目がA氏の弾が跳弾となり
B氏の銃に当たり暴発させ損傷させた、
という点です。

正直、確率的ににわかには信じられないケースです。

A氏がB氏はでたらめを言っていると
言うのも、正直うなずけます。

ただし、
警察の現場検証の結果
そういう事実があったと
警察は考えているようで、
A氏の猟銃所持許可は取り消されました。

(取り消されのは民家に向けて発砲したことが理由のようですが、警察はこの跳弾のケースも取消理由に勘案している可能性もあります。)

確率は低いがそういう事実が
あったのだろうという心証を、
現場確認と証拠品の銃床の傷を見て
私も持っています。

もし、跳弾のことが事実なら、
A氏とB氏は本当に運の良いお二人で
もし、跳弾がB氏に当たっていたならば、
A氏は今頃、刑務所に入っており、
B氏は今頃、鬼籍に入っていた可能性すらあったのです。

論点を詳しくみていきましょう。

 

跳弾について

北海道庁が出している
ヒグマ捕獲テキスト
を見てみると。

「ヒグマを狙う際、頭部は跳弾があるので避ける」

との記述があります。

今回のケースは子熊なのですが、
やはりA氏の銃弾がヒグマに当たり
方向が変わり(跳弾となり)、
B氏の銃に当たったと考えられます。

跳弾が事実ならば、
仲間に跳弾が当たるような
発砲をしたA氏は安全管理上の
責任を問われるのは致し方無いと思います。

 

 

銃床について

[銃床 ターゲットを狙う際に肩と頬を当てる重要な部分]

B氏が主張する銃床の破損について、
その銃床を見せて貰いました。

画像の公開は警察から
控えるようにとのお達しなので
ここでは紹介できません。

上記画像は私の銃の銃床です。

赤い丸で示した辺りに
B氏の銃床の損傷個所で、
この位置にライフル弾が
貫通した跡が残っていました。

砂川支部の方々で興味がある方は
B氏を訪れれば、損傷した銃床を
見せてくれると思います。

 

銃床ってなんだ?

ブログの視聴者の方から
「銃床がなにか分からん!」との
ご意見がありましたので、
画像で紹介しました。

銃のお尻の部分です。

銃でターゲットを狙う際、
肩と頬に当てる部分で、
銃の中でも大変重要な箇所といえます。

ここが変わると、
撃つ感覚が変わるため
命中精度が変化します。

自分なりにアレンジしたり
カスタマイズしたり、
自作で銃床を作るなど、
上級ハンターたちのこだわりの部分でもあります。

私の銃床は買った時のそのままです。

 

当たったのか?

果たして
A氏の発砲した弾が跳弾となり、
B氏の銃に当たり暴発を誘発したのか、
真実は誰にも分からないでしょう。

当のB氏も銃声は自分の銃が暴発した分の
1発しか聞いていないと言っています。

これについては、
上にも書きましたが、
ライフル銃の弾丸速度が
音速を越えていることから、
A氏の撃った弾がヒグマに当たり
跳弾となってB氏の銃に当たり暴発し、
二つの銃がほぼ同時に発射したような
状況になり二つの銃声が
ほぼ完全に重なったためと推測されます。

 

警察が現場検証を行い、
損傷した銃床を見て
その破片が現場から発見されたことから
状況を整理すると
恐らく、そうだったのだろうと思われます。

A氏の発砲はB氏にとって
非常に危険な発砲であった可能性が
高いと言えると思います。

 

 

北海道猟友会砂川支部は、なぜB氏に除名勧告を行ったのか?

論点の三つ目が
A氏の発砲によると思われる弾を浴び
銃床に損傷を受けた被害者とされる
B氏が北海道猟友会砂川支部から
除名勧告を受け、自ら退会しました。

B氏は北海道猟友会砂川支部の砂川部会長の立場からの除名勧告。

厳しい措置だと思います。

普通、逆かなと。

危険な発砲をしたと思われ、
警察と公安委員会から
猟銃所持許可取消を受けたA氏が
除名勧告通知を受けるなら
スジは通っています。

「仲間を危険に晒したのだから除名だよ」という流れです。

それにしても、除名勧告通知は厳しい措置です。

A氏もB氏の地域の安全のために駆除に出動したのですから。

しかし、今回のケースでは
なぜかB氏のみが除名勧告通知を受けてしまいます。

なにか普通ではない、事態が発生したのだと思われます。

 

除名勧告通知

除名勧告通知を見ると
二人の部会長名、
二人の狩猟指導員名、
部会顧問一名、会計一名の
計六名により除名勧告通知を出しています。

除名勧告理由は以下。

「2018年8月21日の羆有害駆除に関わる事案における告発は、北海道猟友会砂川支部の融和を著しく混乱させ信頼関係を損なった行動であり、会員としての資質を欠く行為です。支部役員会の慎重な協議において、除名処分相当と確認しました。」。

つまり、
この六名はB氏が除名勧告を出すに
相当する行動をとったと
考えているようです。

六名から除名が相応しいと
思われている以上、
B氏にも至らない点はあったのでしょう。

そこはブログ有害駆除を読んでも
B氏からの聞き取りからも分かりません。

ちなみに、
この除名勧告通知にA氏の名前はありません。

 

 

北海道猟友会砂川支部 規約

北海道猟友会砂川支部の
規約を読むと『除名』の項目に、

「国法を侵犯し、支部の名誉を著しく傷つけた時、役員会議において協議し、除名することとする。支部会員相互の信頼を著しく傷つける等の言動により、支部の目的に違反する行為があったと認められた時、役員会議において協議し、除名することとする。部会を除名された時も同様である。」

引用:北海道猟友会砂川支部 規約「除名」より抜粋

とあります。

警察と公安委員会から
猟銃所持許可を取り消されのはA氏。

国法を侵犯しているのはA氏では?と、
よそからは見えます。

駆除仲間を自らの発砲で
危険な目に合わせ、
謝罪も保証もない態度をとり、
相互の信頼を傷つけたのはA氏では?と端からは見えます。

実際は中で何があったのか、
このケースに行きつまでに色々とあったのでしょう。

ただ、
現場や数々の書類や証拠品を見ると、
今回の砂川支部の一連の動きに
おかしな点も感じられたのは事実です。

 



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半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを

ここから先はA氏に向けて書いています。

宗道臣先生の教え

私は子供の頃、
少林寺拳法を習っていました。

少林寺には練習の後に
座学の時間もあり、
そこでは少林寺拳法とは
自分と他者を幸せにするために
心身を鍛える方法であると説いていました。

「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」

自己確立、
自他共楽、
これが少林寺拳法の基本の教えです。

A氏は少林寺拳法に携わっていると聞きます。

己の力を自分と他者の
幸せのためにこそ使いなさいと、
宗 道臣先生は説いたはずです。

ご自身の行動と言動は
宗先生の教えに則っていると感じておりますか。

 

B氏の夢

話の最後にB氏の今後の夢を聞いてみました。

ジビエなどが注目され
北海道でも若い猟師が
ちらほら増えてきているようです。

機会や指導者に恵まれず、
一度もシカを仕留めずに
辞めてしまう人もいると聞きます。

B氏は今後はそのような後進の指導に
当たれたら良いと話していました。

狩猟歴40年以上のB氏の指導を
受けられるならば勉強になるでしょう。

 

「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」

B氏はこの言葉を実践しているように見えます。

 

最後に、
B氏には目の不自由な奥様がいらっしゃいます。

その奥様を労わりながら、
40年以上狩猟に携わり、
駆除により地域の安全に
貢献してきたB氏こそ、
猟友会に必要な人物ではないのか、
との印象を持ちました。

 

したっけぃ

 

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

View Comments

  • 一審ではAさんの免許取り消し無効。Bさんの証言も判決に直接関係ないと断りがありつつも全く取り合わず。Aさんは立ち上がった熊を目視して一発で致命傷を負わした。留めたのはBさん。そこで跳弾が起きる可能性は裁判では完全否定。Bさんの証言を裏付ける証拠は警察は一切把握していないと書かれていますね。16m離れた場所から熊に当てた弾がBさんの銃床に当たったって主張は無理があるんで警察も裁判所も相手にしてこなかったのが事実の様ですね。

  • 大変参考になりました。
    この事件を知ったのは、一昨日でした。
    なんと理不尽な事件なんだろう。そう思いました。
    しかし、どうしても理解できない部分がありました。
    B氏の行動です。なぜA氏を告発したのだろうか。
    裁判でもそのあたりは触れられていません。跳弾によって、同行したB氏の銃が破損したこと。
    なんといっても、これがこの事件の発端のはず。
    しかし、その情報はとても少なかった。
    このブログを読んで、事件の輪郭が少しわかりました。

    ・自治体と警察の要請で、猟師二人によって羆を駆除。
    ・二か月後、A氏が警察(公安)に銃の所持許可を取り消される。
    ・駆除に同行したB氏が、A氏の放った銃弾が跳弾して自分の銃が破損したと告発したのがきっかけだという。
    ・駆除後にB氏はA氏に自身の銃床の修理代金について話をする。
    ・結局、重症の修理はB氏が修理をする。
    ・B氏の銃床に穴が開いていたのは事実。
    ・15mの距離で羆を射殺した銃弾が跳弾する可能性、また、銃床を貫くエネルギーがある可能性はある。
    ・実際に跳弾したかどうかは不明。
    ・B氏が警察(公安)に上記を告発したのは事実。
    ・B氏は、そのことによってA氏が銃の所持許可が取り消されることを理解していたのは事実。
    ・B氏は、害獣駆除の今後の在り方にも大きな影響を与えることを理解していたのは事実。
    ・B氏のほかに6名が猟友会を除名されたのは事実。
    ・その6名が、B氏を擁護したのかどうかは不明。
    ・今回の事件で、猟友会が不利益を被ったのは事実。
    ・猟友会は一枚岩ではないことは、おおむね事実。
    ・B氏がA氏を警察に告発した動機は不明。

    上記のことを考えると、B氏は、A氏の銃所持許可を取り消すことが告発の目的であったのかもしれない。
    もしそうであれば、B氏は、大きな代償を支払うことにはなったが、目的を果たしたことになります。

    おそらく「真相」とか「真実」とかが明らかになることはありません。
    裁判は「事実」を突き止めるためのものではありません。
    しかし、おこってしまったことは「事実」。
    このブログで、「事実」と思われることが大幅に増えたので、私なりに事件の整理ができたことは、とても喜ばしいことでした。

    ここからは私の妄想です。

    社会的に信用度が高かったA氏にも、少なからず「敵」はいたのでしょう。
    両氏のどちらが善か悪かは決めることはできないし、その必要もない。
    「人間」というものを、また少し知ることができました。

    「宇都宮猟銃殺傷事件」にしても、不仲の隣人を射殺し、その後に自殺するために銃の所持許可を取得した容疑者の気持ちを私は理解できません。
    しかし、被害者はどんなに頼まれても加害者が嫌がる日中の布団たたきをやめることはありませんでした。
    かくして、銃を所持するためには、ご近所さんへの身辺調査が課されることとなりました。

    今回の事件の事実を並べるにつけ、「愚かな人はだれか」を問うのではなく、「人は愚かだ」というのをまた勉強できました。

    大変感謝しております。ありがとうございました。

    • ラピス家様、コメントありがとうございます。
      また、情報を整理して頂きありがとうございます。
      『「愚かな人はだれか」を問うのではなく、「人は愚かだ」というのをまた勉強できました。』
      ラピス家様は文化人類学を専攻された方でしょうか。上記のコメントは共感できます。
      愚かな人類、その愚かな人類が紡いできた連綿と続く歴史。
      その一方で普遍的に存在する人を思いやる愛おしい行動。
      アンビバレンツこそがホモサピエンスの真髄なのかもしれません。

  • 一通り両方の主張を読ませていただきましたが、A氏の主張が至極真っ当と感じます。
    B氏主張が世間的に認められるならば、破損したとされる銃床の公開をすればいいだけ!
    それができないということは、すべてを語ってます。
    除名の腹いせに、、ってのが今回の顛末ではないのでしょうか

    • みさこ様、コメントありがとうございます。
      B氏による除名腹いせからの警察への告発、そのような見方も勿論ありうると思います。

      ただ、私はどうしてもB氏が嘘をついているようには思えなくて...。
      B氏は私のブログに連絡する前に、HBC(北海道のテレビやラジオ報道機関)にも自分の主張を伝えに行くも門前払いでした。HBCはA氏の事とは取材していましたが。
      どこにも話を聞いてもらえなくて、そして知り合いからこのブログについて聞き及び「真実を伝えたい」「せめて話だけでも、聞いてほしい」と私に連絡してきました。
      正直、私も跳弾からの銃床が破損するなんて可能性は低いと思います。
      ただどうもB氏が嘘をついているようには思えないのです。
      ここには私が感じたことを書いています。
      A氏はご自身の主張をテレビやブログ「有害駆除やってらんないよ」でされているので、ここではB氏サイドから記事を認めています。

      改めて、ブログをご覧いただき、またコメントをありがとうございます。

  • このブログを読んでもB氏側の主張には信憑性が無くA氏側の主張の方が信憑性はあるという考えは変わりませんでした。

    このブログでもB氏側(+警察)の主張には証拠、証言、証人が何一つ無い(出せないのは無いの同じ)というのは他(A氏側ブログ等)と同じだと思いました。

    事件の現場及び状況説明でもB氏(+警察)側には根拠が無い一方で、A氏側には警察の容疑を否定しA氏側の主張の一部を認める市側と近隣住民による事前に銃を撃つ連絡があったという証言がある分、僅かにでもA氏側の主張に分があると思います。

    跳弾のやりとりの件でもA氏側の証言がないなら根拠のないB氏の一方的主張でしか無いです。
    事実と言える事は、以下の通り。
    事件当日:市側及び近隣住民による発砲前に事前連絡があったという証言あり。他の双方の状況説明は証拠なし。
    銃床修理:保険会社や修理業者の証言や銃床や銃弾や銃痕等の証拠、証人なし。双方の説明に証拠なし。
    事件二か月後:跳弾被害で告発→A氏の銃や携帯を押収→(B氏側の主張による所の銃床も確認したはず)→発砲した銃と銃弾を受けた銃床という物的証拠があり銃痕によるA氏の容疑を確定出来る状況が揃ったにも関わらず→不起訴処分となる→北海道及び砂川市も違法性を認めず処分なし→警察は容疑を変更(跳弾被害は無かった事に)して民家のある方向に射撃したという容疑で銃を取り上げ。

    つまり、B氏(+警察)側が証拠、証言、証人を出さない事こそA氏側の最大の証拠であると言えます。
    警察はA氏が事前連絡なく発砲したと言っていますが、警察は現場にいた警官の証言を出しておらず、市側や近隣住民は事前に銃を撃つという連絡はあったと証言がありA氏側の一部とはいえ主張に信憑性が生まれている。

    A氏が地元有力者という件を抜きにして、当初の容疑は検察が不起訴処分を出して北海道も砂川市も違法性を認めず、警察が新たに主張する容疑も一部を否定する証言(加えて当時現場にいた警官の証言を出さないという不審な状況、)があるA氏側と比べて、別容疑での扱いになったにも関わらずB氏側が証拠を出さない現状、世の中の意見がA氏側主張に沿ったものになるのも妥当と考えます。

    • 田中様、コメントありがとうございます。
      この事件に興味があるのでしたら、旭川にある(有)シューティングサプライを訪ねると良いでしょう。B氏の銃床もそこで修理しています。
      砂川事件について客観的な情報を持っていると思います。
      もしなにか新しい情報などを聞けましたら、ここにカキコミいただけると幸いです。
      よろしくお願い致します。

  • 警察が「証拠としたから」と鵜呑みにするのは危険です。テレビドラマから想像すると、入射角を割り出したり、衝撃を計算したり、いろいろ調べての「証拠」であろうと勝手に思い込むでしょうが、道警は例えそれが捏造であろうと(くれぐれも捏造とは言っておりません)証拠として受けとります。一切ウラはとりません。
    仕事上、何度かお付き合いしたことがありますが、目の前であまりにアホな対応をされ、何度も注意したことがあります。
    真相はわかりませんよ。

    • 追記します。ストックを貫通したと言うのなら、相当真っ直ぐな角度で当たらないとそうはならないと思います。また、肩掛けなのか手持ちなのかわかりませんが、銃口を上に向けて携行している際にストックを貫通したならば、かなり高い確率で体にも当たるはずです。
      そして、見事に貫通しているなら、その後誰も気づかないというのが信じられません。
      たぶん、立てて持ったとはいえ少し斜めにしていたので体には当たらなかったとするためにストックの端の方だったとか、隠し持つようにしたから誰にも気づかれなかったとか、そういった設定もあるのかなとは思いますが、個人的には、あり得ない、捏造である、としか感じられません。
      もちろん最終的には、それが真実か否かは別として裁判で決めることではありますが、跳弾がストックを貫通するというのは全く信じ難いです。

      • りゅうじ 様

        コメントありがとうございます。
        また、返信が遅れて申し訳ございません。

        私も跳弾が銃床を貫通することなんてあるのだろうか?と感じています。
        真実はA氏とB氏のみしか、分からないと思います。

        確かなのは、事件後すぐにA氏はB氏にお金を渡しに行ったこと。
        B氏はそのお金を受け取らなかったこと。
        その後、なぜかB氏は猟友会から除名勧告を受けて猟友会を去ったこと。です。

        裁判自体はA氏の発砲が危険発砲か否かが問われています。
        判決自体は裁判官が判断すれば良いことだと思います。
        しかし、その裁判には一緒に駆除現場にいたB氏は証人には呼ばれず、片手落ちな進行であるという印象を持っています。

        りゅうじ様もここにコメントを残すということは砂川事件の関係者でしょうか。
        もしよろしければ、【問合せ】から連絡を頂ければ情報共有をしませんか。
        以上
        モーリー

  • 最近の熊事件が多いのでネットサーフィンしてたどり着きました。
    すごい気になっていた事件!だったので。
    単純な感想は、「なんでB氏にここまで肩入れしているんだろう。」です。
    現場の砂川市まで行ったのならA氏にも連絡を取ればよくないですか?って思いました。
    A氏の意見も聞きたいと書かれていて、すごい行動力!と思ったので。
    A氏との会話もあるのではと期待しましたが、最後までB氏は悪くなさそうで終わっているのが残念でした。。
    この事件に詳しい「北方ジャーナル」を読みましたが、跳弾でB氏の猟銃が壊れたといった点、ハンターの立ち場からあり得るんでしょうか?
    雑誌にはほかのハンターに聞いた結果「ありえない」と書いてあったり、B氏との確執は本質ではないので多くは書かれていませんでした。
    証拠をみたモーリーさん的にはあり得ると思ったってことなんでしょうか?
    最大の山場の証拠について写真撮らなかったってところも「なんだよー」って思わず声が出てしまいました(笑)
    そしてここまで盛り上げたのならぜひA氏へのアプローチをお願いしたいですね。
    なんだか頑なにA氏にはアプローチしていないように見受けられるのが残念です。

    • 匿名様、ナイスなコメントありがとうございます。質問に返信してみます。

      >なんでB氏にここまで肩入れしているんだろう。
      >>肩入れしているつもりはないのですが、肩入れしてますよね^^;
      理由の一つにはA氏は自身の取り巻きにブログ「有害駆除やってらんねえよ!」を立ち上げさせてA氏自身の主張は世に発信しています。また、地元のTV番組などにも事件が取り上げられており発信力は十分です。
      翻ってB氏は自身の立場や意見を世に問う手段がありません。猟友会もクビになってしまいましたし。立場の弱いB氏を応援したいという気持ちもあるように思います。

      >「A氏との会話もあるのではと期待しました」
      >>A氏も当ブログ内容に修正や訂正箇所があるなら、連絡をいただければ話は聞きたいと思っています。その場合は先方から連絡があればというスタンスで考えています。
      先にも書きましたが、A氏の主張は「有害駆除やってらんねえよ」で十分されているのでA氏の主張自体は書く必要がないかなと思っています。
      記事のどこかでも書いたと思いますが、砂川の事件は「有害駆除やってらんねえよ」と「ハンター日記」、裁判の行方を把握することが包括的に把握できるかと思います。そのように読んでいただければと思います。

      >「跳弾でB氏の猟銃が壊れたといった点、ハンターの立ち場からあり得るんでしょうか?」
      >>結論から書くと分かりません。奇跡的な確率であることは間違いないです。私もこの点はB氏の主張を全面的に支持している者ではありません。跳弾に関していうと、内地の猟師の方から撃った弾が跳ね返って戻ってきた事例もあると聞いています。海外ではアルマジロを撃ったら、弾が跳ね返ってアゴに当たったというニュースもあります。
      この件については真実を知るのはB氏のみです。

      >証拠について写真撮らなかったってところも「なんだよー」
      >>銃床の画像は見ましたが、砂川警察署が公開を禁止しているのでいちブロガーの私ではなんともできませんので悪しからず。

      >A氏へのアプローチをお願いしたいですね。
      >>A氏かぁ。あまり気が進みません。私も所詮北海道猟友会の一員なので、出来ることと書けることにある程度制限があります。内々で聞いた話もありますが、それこそ書けないこともあります。しがらみがある中でブログ運営をしているので、ご了承いただければ幸いです。
      ですので、個人的には週刊文春などの取材力のあるメディアにこの事件を取り上げ貰いたいなと思っています。

      私の個人的な希望はB氏に北海道猟友会に戻ってきて欲しいということです。経験あるベテランハンターですから。
      過去に事件を起こして猟友会を辞めた方も数年で出戻るケースもあります。
      今回はB氏がなにか事件を起こした訳ではありませんし。

      なんとなくですが匿名様はハンターではないようなのでしがらみもないと思います。良かったらyoutubeなどでこの記事をまとめてみてはいかがでしょうか。
      問合せから連絡をいただければ、情報共有などは可能です。ご検討をお願いします。

      改めてコメントありがとうございます。

  • 2020-07-17 11:09のコメントをした者です。
    次の人の書き込みに話題が移り、スルーされてしまったので、もう一度書き込みます。

    >太い木の横に子熊が「ゼイゼイ」と横に倒れ血を流し倒れており、A氏に確認の上、銃でとどめを刺す。
    この際にB氏は銃に違和感を感じる。

    銃が一度暴発している状態ですよね?安全点検しませんか?
    構える際に一目見て、撃つ前に銃床が破損(貫通)している状態に気付かないものですか?
    さっき暴発したばかりの銃を、何の安全点検もせずに使うというのが、怖いです。

    • どうも、再度のコメントありがとうございます。
      どうなのでしょうね。ただ、すぐ近くにヒグマ(母親)が潜んでいるかもしれない腰以上に高いササ原という現場で、悠長に自分の銃をしっかりと安全点検できるかと言うとやや疑問ですが。
      ただ、その質問はB氏以外答えようがありませんので、今度B氏にあった時に匿名様から質問ということで聞いておきます。
      もし匿名様がさらなる真相を知りたいのあれば、問合せから連絡砂川支部や砂川警察署に直接きいてみるのも方法だと思います。真摯に質問すれば答えてくれるかもしれません。
      なにか分かったらその情報をここで共有していただければと思います。
      私の方には、その後、砂川市の方々や日本各地の猟師さん、砂川警察署の情報も来ており、前よりも情報の確度は上がりました。
      書けないことが多いのですが、私が知らなかった情報も聞けました。
      今はその情報を受けて、警察と公安委員会が下したA氏の猟銃所持許可取消はある程度の妥当性があると感じています。
      一方、B氏の銃にA氏の跳弾が当たり貫通したのか否か、真相を知る人物はB氏しかいないよなぁと、そんな状況です。

      ひとつ言えるのは、内地でのクマ大量出没の件からも分かるように、ここ数年、とみに獣害が増えています。今後猟師たちの駆除活動がさらに重要になってきているということです。そして猟師一人一人が安全な猟、安全な駆除を徹底しなくてならない時期にきているという事です。正直今までは、ややもすると曖昧模糊となっていた猟銃の安全管理について、全ての猟師が初心に戻って見直さなくてはならないという事です。
      正直、年配の猟師たちにとって今までの猟のやり方を再度見直せというのは酷な話だとは思いますが。
      池袋の暴走老人による交通死亡事故が取り沙汰され、高齢者が運転免許を持つ是非について問われています。
      猟銃所持についても高齢者へのより適切な対応が必要な時期に来ているのかもしれない、そんな印象を持っています。
      今回の裁判はその意味において、今後の駆除及び猟での発砲のあり方について大きな影響を与える裁判になるのかもしれないと感じています。
      以上

  • B氏がその砂川支部と離れた事は、結果良かったと思います。
    A氏以外の人間も含め、この支部らが今日までに至ってきた現状を見るとそう思います。

  • 「破損個所の写真は警察から公表を控えるようと言われているので、撮影もしませんでした。
    ちなみに、B氏を通じて砂川警察署もこのブログを把握しているようです。」

    何故警察は公表しようとしないのか、理由が分かりません。
    命令ではありませんし。
    でもここで公表すれば、理由をつけてモーリー氏の所持許可の取り消しくらいしそうです。

    考えられるのは逆にA氏への忖度、なのですが。

  • 大変面白く記事を拝見しました。
    素人的には、バックストップがあっても、その方向に住宅があったら発砲不可なのかという点が、
    一番気になっています。
    これ以外の論点については「矢先の確認⇒熊に当てているよね」
    「跳弾⇒当日何も問題化されてないよね」になり、
    いくら疑惑があっても、状況的にはA氏の主張の方が正しいとみるべきだと思えます。