2020-10-26 No.631
山梨県において
狩猟事故が発生したので記録します。
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日時:2020年10月25日10時頃
場所:山梨県南アルプス市塩前
内容:
地元猟友会のメンバー13名が8時からシカ有害駆除に従事していました。
10時頃、同会の男性67歳が撃った弾が別の会員(男性65歳)猟友会のあごに当たりました。
撃たれた男性の命に別条はないとのことです。
警察は業務上過失傷害も視野に詳しい状況を調べているようです。
撃った人の銃がライフル銃か散弾銃かで怪我の状態は変わると思いますが、シカ駆除とのことなのでライフル銃か散弾銃でも※ハーフライフル銃(散弾銃)を使用していると思います。
大事に至らないで済んでいるよう願います。
※ハーフライフル銃:
散弾銃の銃砲内に
半分だけライフリングをして
ライフル銃のように使用する銃。
詳細を後述。
また、山梨県では
今年(2020年)の6月にも
猟銃による死亡事故が発生しています。
単独での暴発事故だったらしく
自身の足を暴発で撃ち抜いていたようです。
警察は事件事故の両面で
捜査しているとありますが、
その後の話は聞いていません。
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環境省が『鳥獣統計情報』という資料を
公開しています。
最新の資料が平成28年度と
古いものですが見てみました。
この資料の内、
「狩猟により発生した事故件数」
という表があります。
参考リンク(リンクの内31番にエクセル表):
平成28年度鳥獣統計情報
この表をみると平成28年度には
狩猟事故が79件発生となっています。
79件の内、
銃の誤射や暴発による
怪我や死亡事故などは
13件発生しています。
銃の誤射や暴発以外では、
現場で足を滑らせての怪我や
猟犬が人を襲う、
罠にかかったイノシシから攻撃を受けた、
などの事故事件も記されています。
これ以外にも環境省が把握していない
事件事故はあるのでしょう。
他の年度はまだ見ていませんが、
狩猟による事故は毎年一定数起きています。
当たり前ですが、
矢先の確認と弾の装填管理には
十分に気を付けたいと思います。
資料を見ると
若年層や新人による事件事故は
少ない傾向にあるように見て取れます。
その内、年代・銃所持年数別事故発生のグラフなども作ってみたいと思います。
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指摘された内容はコメント欄に
そのまま掲載しているのでご覧ください。
上記画像がハーフライフルの銃砲の内側です。
奥にある螺旋状の溝がライフリングです。
このようないびつなライフル銃は
日本独自の法律によって生まれた
銃だと認識していました。
しかし、
読者からコメントを頂きまして、
アメリカでもライフル銃が
規制されている州があり、
その州ではライフリングが切ってある
散弾銃が使われているとのご指摘でした。
以下にコメントを引用します。
一般の読者の方には
分かりにくいかもしれません。
つまり、アメリカで使用される
散弾銃には銃砲内全身にライフリングが
切ってあるタイプがあり合法で使用されています。
一方、日本の散弾銃には
銃砲内の半分にしかライフリング溝が
切られて(掘られておらず)、
半分のライフリングなので
「ハーフライフル銃」と呼ばれているということです。
知らなかったです。
散弾銃の銃砲内にライフリングが
切ってあれば、
すべてハーフライフル銃だと
思っていました。
勉強になります。
近藤様ありがとうございます。
実は私あまり銃について興味がないので
このブログでも銃については
あまり書いていません。
もうちょっと銃について
勉強しないといけないなと反省しました。
したっけぃ
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View Comments
細かくてすみません。私はSavage212を使っています。
散弾銃にライフリングがあるのは日本独自ではないです。
アメリカでも銃規制のある州があり、そういったところでは散弾銃ぐらいしか許可されないようです。
SavageやA-boltは、そういう事情から生まれた銃のようです。
日本独自なのは、ライフリングが銃身全てに切ってあるタイプは違反になるということです。
だから、買ってきた銃のライフリングを半分だけ削って、ライフリングを半分にするのでハーフライフルになります。
>近藤 様
コメントありがとうございます。
不勉強でした。ご指摘ありがとうございます。
記事内容を修正しておきます。
重ねてご指摘ありがとうございます。