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2021-07-13 No.773
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
2021年7月12日、北海道滝ノ上町の山林において、性別不明の遺体が発見されました。
付近にヒグマのものと思われる糞が確認されました。
事故概要についてお届けします。
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[2019.10北海道十勝 エゾシカを食べたと思われるヒグマの糞]
秋に十勝の山奥を歩いていると見つけたものです。
白い毛はエゾシカの毛だと思われます。
茶色い殻はドングリの殻です。
このようにヒグマは雑食性で
エゾシカでもヒトでも
なんでも食べますが、
動物を襲う事はまれで
基本的にはドングリやクルミ、アリ食が多い印象です。
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日時：2021年7月12日 14時頃
場所：北海道滝上町浮島湿原付近の林道。国道273号の浮島トンネルから、浮島湿原方向へ3キロほどの場所。
内容：
2021年7月12日14時頃、
北海道滝ノ上原野の浮島湿原付近の
林道を通った森林管理局の職員が
「人が倒れていて、死体のようだ」と警察へ通報した。
林道脇の草むらに倒れた状態の遺体を
北海道警察紋別署の警察官が
確認したところ、ヒトの遺体と確認。
頭部に傷があり出血が確認された。
警察は現場の状況から
ヒグマに襲われた可能性があるとして捜査を開始。
そばには動物のフンが落ちていた。
フンが何の動物のものなのかは
特定できていないが
ヒグマのフンである可能性があるという。
衣類や靴は着用しており、
持ち物のリュックなどから山登りに
訪れていた人とみられる。
当初は性別不明の遺体だったが、
その後女性の遺体と判明した。
遺体の状況から死後数日から
1カ月以内だとみて
同署は女性の身元の特定を始めた。
なお、林道の入口の駐車場には、
本州から旅行に来たの60代女性が
11日に旭川市で借りたレンタカーがとめられていた。
翌13日午前から
地元猟友会2名が林道を車で移動しながら
見回りを開始するも、ヒグマは発見できず。
周辺はヒグマの生息地のため、
猟友会の2名は深追いはしないとのこと。
周辺に足跡はみつかり、
全長150cm体重150kg程度の
中型のヒグマのもの。
足跡を残したヒグマが
女性を襲った個体か否かも不明。
滝上町ではヒグマ駆除を含めた
今後の対応を協議をしている。
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まだ確定されてはいませんが、
ヒグマによる襲撃事件だと思われます。
先日の北海道福島町での事件も
この滝上町の事件も被害は女性でした。
関連記事：
事故記録 2021.7北海道福島町ヒグマ襲撃事件 ヒグマと共存していた町で事件が起こった理由
ヒグマは甘い香りを好みます。
香水類（オーデコロンや整髪料等）、
化粧などもヒグマを誘引する要因になり得ます。
山野を歩く女性はなるべく
香水や良い香りをする
シャンプーなどの利用は控えるのが吉です。
また、それらはヒグマ以外でも
スズメバチも誘引する一因になります。
参考サイト：
ヒグマの会
なお、私はお風呂には
毎日入るようにしていますが
自宅では石鹸は使わずにお湯で全身を洗うのみです。
俗に言う「タモリ式入浴法」です。
タモリさんやローラさん、福山雅治さん
妻夫木聡さんなどが実践する入浴法です。
この入浴法は
肌や頭皮の健康の維持のみならず、
クマやスズメバチ対策としても
有効であると私は考えています。
参考サイト：
窪塚洋介、ローラも…石鹸で洗わない「タモリ式入浴法」実践者5選
なお、人を一度でも襲ったヒグマは駆除するしかありません。
そして、一度女性を襲ったヒグマは女性だけを狙い続ける傾向があります。
素早い駆除を期待しています。
したっけぃ
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こんにちは。hanaです。
日本のモルテン製品も使ってみましたが、私は「ネットオー (NET-O) 電子ホイッスル 【3段階 3種類のホイッスル音】単4電池3本（中国製）を携行しています。ただ、これ防水性は無いので、雨天時はラップを巻く等の防水対策が必須です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AA%E3%83%BC-NET-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB-%E3%80%90%EF%BC%91%E5%8F%B0%E3%81%A7%EF%BC%93%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E9%9F%B3%E3%80%91-2018%E5%B9%B4%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/dp/B079LX2VC9/ref=psdc_15338041_t1_B08TX23S1V
『先行者が前天塩岳直下の登山道で熊に遭遇してストックを略奪され、更に私たちの後方者が天塩岳下山時、山頂と避難小屋の間で熊に追われると言うハプニングに遭遇しました。スライドする登山者にこの事を告げ、私たちは避難小屋から熊との遭遇者達と下山しました。若い個体との事で、私たちも円山から避難小屋付近をウロウロする熊を目視しました。皆さん怪我無く下山されたと思います。あぁ〰️怖かった。』
『前天塩岳を天塩岳に向かい下ったコルで、熊と至近距離で会って威嚇突進された登山者が分岐まで引き返していました。ポールも取られたとの事でした。ちょっと人慣れしている感じがしているとのこと…単独者ばかり4人、まとまって下山することになりました。すれ違う方にもお知らせしながら下りました。このまま下りても時間も早いからと、一人で新道コースから天塩岳と西天塩岳を目指し登っていました。円山まであと少しのところで、熊に追われてたんです…という方達が下りてきました。小屋に逃げ込んだ方もいるようで、小屋の周りをウロウロしているらしいと教えていただきました。人を見ても避けてくれないとは。人身事故がおきない事を願っています。』
『朝一にスタートされた方が、真新しい熊の糞があった箇所でハイマツから飛び出して来て威嚇突進されてストックを奪われ、戻って来たばかりのところのようでした。単独登山者4名でそこから先には進まず下山しました。諦め切れずに新道から再度登ってみたのですが、熊に追われてたという方達が下りて来たので、円山で引き返してきました…。小屋に逃げ込んだ方もいて、熊が周囲をうろついているとも聞いたので…』
→R2/8/22天塩岳のヤマレコ、ヤマップ投稿の抜粋に「若い個体」とありますが目視判定で正しいのかは???です。
追伸
温泉と云えば白、赤、茶色。十勝川温泉の黒い温泉水にはちょっと戸惑いましたが、とても良い温泉でしたね。
貴重な情報ありがとうございます。
電子ホイッスルも興味が沸いてきました。
これまでのヒグマ対策では爆竹を使うことがありましたが、ライターで火をつけてから着火とやや面倒でした。電子ホイッスルは便利そうですね。ただ、爆竹は音と共に火薬の匂いも出せることがメリットなんですよね。ケースバイケースで利用を検討してみます。
また、天塩岳の情報共有もありがとうございます。
読むとかなり人に慣れているヒグマのようです。目視や行動観察でヒグマの年齢をある程度推測できますので、体もそれほど大きくなく、人への好奇心を隠さないあたりに若齢個体であることが伺えます。
重ねて貴重な情報提供ありがとうございます。
北海道十勝のハンターモーリーさん、こんにちは。
昨年、浮島湿原にほど近い天塩岳ヒュッテにヒグマ注意の張り紙を見つけました。
天塩岳登山者の皆さまへ
ヒグマ情報
日時:令和2年8月22日(土) 午前
場所:前天塩岳～天塩岳間(登山道)
状況:登山者に付きまとう
何度も威嚇してくる
ポールを奪って逃げた
人に危害を加える恐れのあるヒグマがいるため、十分注意してください。
士別市
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2564241.html
上記ヤマレコに張り紙写真 51 / 51が掲載されています。
天塩岳の近くに位置する「浮島湿原」。人に危害を加えた(何度も威嚇、ポールを奪う)ヒグマをそのままにしておけば、惨事を引き起こすと思います。「人を一度でも襲ったヒグマは駆除するしかありません」士別市、滝の上町、北海道庁の不作為(この人を襲ったヒグマを駆除せず放置)の責任は重いと思います。
hana 様
コメント、そして貴重な現地の情報をありがとうございます。
昨年の8月から周辺ではヒグマが登山者につきまとっていたのですね。
事件の兆候はすでにあったと。
今回の人を襲ったクマは駆除したいですね。浮島湿原は人気のあるルートなので放っておくのは怖いですよね。
私もこの夏には浮島湿原に行こうと思っています。現地確認のためと昔は登山部でしたので浮島湿原は何回か歩いているので登山のためです。
行った時は記事にします。
改めてコメントありがとうございます。
こんにちは。hanaです。
私は「電子ホイッスル」(Amazonで約2千円で購入)を登山に利用しています。これ乾電池式小型軽量ですがビックリするほどの大音量(土木工事の交通整理でも利用)で、熊鈴などより強いヒグマへの警告になると「確信」しています。
実際、ペテカリ山荘への林道にいたエゾシカ、北キツネに使用したら、驚いて全速で逃げて行きました。サホロ・ベアマウンテンの性悪熊ロッキー君でヒグマへの効果を試したかったのですが、ヒグマ愛溢れる飼育員(女性)が居て、断念しました。
そこでハンターモーリーさんに質問です。「電子ホイッスル」、ヒグマへの(人の接近)警告(バッタリ遭遇回避!!!)に有効だと思われますか?
ヒグマの出会った場合、電子ホイッスルでヒグマを刺激せずにベアスプレーを構えようとは思っています。
追伸 このHPで知った十勝温泉入口横のお蕎麦屋さん、とても美味しかったです。ありがとうございました。
hana 様
コメントと電子ホイッスルの情報をありがとうございます。
できる範囲でお答えします。
＞「電子ホイッスル」、ヒグマへの(人の接近)警告(バッタリ遭遇回避!!!)に有効だと思われますか?
＞＞有効か否かは、結論を言うとわかりません。
整理します。
歳を重ねた経験あるヒグマには有効な気がします。ヒグマがこの人間は面倒臭そうなので逃げておこうかと電子ホイッスルの音で判断させられる気がします。
しかし、若く好奇心が強く経験不足の若齢個体の場合は驚かせてパニックに陥らせてしまう可能性もあると考えています。そうなると、ヒグマがブラフ行動（人に突進して直前で止まる行動を繰り返す）とったり、最悪のケースでは人を襲うキッカケを電子ホイッスルが与えてしまうことも想定できます。
例えば先日札幌市内でヒグマが住民を襲ったケースですが、あれは地元テレビ局がヒグマを車で追跡してパニックにさせてしまったと一部で言われています。重傷を負った男性は目にも重い障害を負ったと聞いています。私が男性ならヒグマを追跡したテレビ局を訴えるかもしれません。テレビ局の行動がヒグマをパニックに陥れたとして。
話は逸れましたが、ヒグマと遭遇した時に大切なことは
「ヒグマも人もパニックに陥らない、陥らせない」
ことだと思っています。
その意味で遭遇時の電子ホイッスル使用はヒグマのパニックを誘発する可能性があると思います。
手前味噌ですが、私がヒグマと5mの距離で遭遇した時の動画をyoutubeで過去にあげています。ヒグマが近づいてきても撮影を止めず、そして隣の女性がヒグマに優しく叱責する様子です。このようにヒグマと遭遇しても慌てず騒がず、ヒグマに優しく叱責する胆力を養うことが肝要かと思っています。
結論としては、私は電子ホイッスルは遭遇時には使いませんが、銃を持っていない時は爆竹代わりに10分毎に鳴らすなどは有効な使い方だと思います。
ただし、私はヒグマの専門家でもなく、ハンターとしてヒグマを獲ったこともないポンコツハンターですので、話半分でお聞き下さい。
近々、学生時代にヒグマを研究し今は北海道の職員としてヒグマについての知見を活かしている方にお話を聞く予定があります。
その時に電子ホイッスルの有効性についても聞いてみたいと思います。
なお、ベアマウンテンでの電子ホイッスルの使用はお控えいただけますよう。ヒグマたちを驚かせてしまいますので＾＾；
また、お蕎麦ですがあそこの蕎麦は天丼セットがボリューム満点でオススメです。
蕎麦屋のレシートがあると、隣の温泉にもタダで入れますので更にオススメです。
改めてコメントありがとうございます。