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北海道の春の息吹

2020-04-06 No.591

 


「春が来たね♪」

 


「そだねー。今年は雪が少なったけど、最後に降ったね」

 


「それそれ。冬眠中は基本的にずっと穴を開けておくから1月、2月は雪かき大変だったよ^^;」
(ヒグマは冬眠中も雪が降ると入口の雪かきをします。入口を開けておくことで、何者かが巣に近づく気配を感じ取れるようにするためです。)

 


「冬眠ってどうなの?お腹すかない?」

 


「すくけど、半年間ニートできるから結構楽よ。冬眠明けのエサがあれだけど、ザゼンソウとかそこそこ喰えるし。」

 


「冬眠いいね。俺の先祖は冬眠を選択しなかったんだよあ。冬とかエサ探すの大変なんよ」

 


「わかる!うちらなんか樹皮たべてるから。あれ不味いしw」

 


「シマリスも一緒に冬眠してるし、冬眠もありよ」

 

という、野生生物たちの井戸端会議が聞こえてきそうな北海道の春の山。

 

野生生物たち以外にも春の息吹が感じられるようになってきました。

 

ネコヤナギ


[2020.4北海道十勝 ネコヤナギ]

 


[2020.4北海道十勝 ネコヤナギの花穂]

ネコヤナギです。

ネコヤナギの特徴は毛が豊富なところです。

葉の両面にも細かい毛がびっしりとついているのが特徴。

花言葉は『自由』。

 

 

行者ニンニク


[2020.4北海道十勝 ギョウジャニンニクの若芽]

 


[2020.4北海道十勝 ギョウジャニンニクの若芽]

北海道の中でも比較的暖かい
函館などの地域では
ギョウジャニンニク(行者大蒜)が
4月上旬ですでに採取されているようです。

ここ十勝で採取するには、
あと3週間ほど必要な気配です。

花言葉は『深い悲しみ』。

 

ギョウジャニンニクなどの山菜は
食べられるまで5年以上という、
長い時間がかかります。

もし貴方もギョウジャニンニクを採りに
行く際は、根っこごと採取するのではなく
茎の部分をナイフでカットする形で、
根っこを残して採取していただければと思います。

そして、群落の半分は残してあげて欲しいと思います。

そのように、私は父から教わりました。

山の恵みを末永く享受する方法なのでしょう。

 

したっけぃ

 

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。