2021-03-18 No.708
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
先日、エキノコックス症の検査を受けてきました。
検査結果が郵送されてきました。
大丈夫だろうと思いつつもドキドキします。
開封しました…結果は……….
陰性でした。
「ホッ」。
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[エキノコックス症検査結果 陰性]
しかし、今後は毎年検査を
受けようと思います。
ちなみに、
子供の頃は
陰性・陽性と聞くと
陰性の方が悪い結果で
陽性の方が良い結果のように
聞こえていました。
個人的にあるあるだなと思います。
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[2018.8北海道十勝 海岸にあったキタキツネの頭骨]
キツネやイヌなどから
排泄された卵に汚染された
水、野菜などを
口から摂取した時に感染します。
エキノコックスは
宿主（キタキツネ）の体内で成虫になり
宿主の体内で卵を産み
その卵が糞として輩出され
その糞の中の卵をネズミが摂取し
そのネズミをキツネが食べることで
感染のサイクルを維持します。
北海道ではキタキツネが主な宿主。
北海道以外でも
愛知県で捕獲された野犬に
エキノコックス症が確認された
事例もあります。
ブラジルではウシやヒツジを宿主として
牧羊犬を通じて感染サイクルを維持しています。
エキノコックス症は主に肝臓の病気です。
症状が進行するにつれて、
肝機能障害による疲れやすさ、
不快感などが現れます。
自覚症状が出る頃は
すでに悪化している状態です。
エキノコックスが体内に入ると
分泌物ができ球状化し
ゆっくりと大きくなります。
そして、次第に周囲の臓器を圧迫します。
肝臓が膨らんだり、腹痛や黄疸、
貧血、発熱、お腹に水が貯まるなどの
初期症状が現れます。
ただし症状がでてくるまで
成人では通常１０年以上かかります。
放置すると、やがて死に至ります。
放っておけば死に至る病です。
致死率は100%です。
手術を受けると致死率は
2.2%まで下がります。
なお、
治療後も6.5%の患者が再発するので
根治には長い時間がかかります。
参考サイト：
厚生労働省 海外で健康に暮らすために エキノコックス症について
駆虫薬物による治療もありますが、
根治するには手術によって
感染部位を切除します。
しかし、患者の多くは
症状が進行した段階で診断されるため
継続的な駆虫薬と手術が必要で
治療には時間と費用がかかります。
予防方法：
・キツネなどの宿主に接触しない
・山野に出かけた後は手を洗う
・キツネを人家に近づけさせない
・犬が感染した野ネズミを食べて感染する可能性もあるため放し飼いにしない
などです。
参考サイト：
なお、
WHOの調査によると、
2015年には19,300人が
エキノコックス症により死亡し、
エキノコックス症に罹患している人は
常に100万人以上いると報告されています。
日本では北海道の風土病のように
考えがちですが、
世界では一般的な病気だと分かります。
北海道在住の貴方も検査へ行きましょう。
早期発見がなによりも大切な病気です。
したっけぃ