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【事故記録】2020.10福島県アパート前クマ襲撃事件と対策

2020-10-02 No.625

どうも、
北海道十勝のハンター
モーリーです。

福島県でツキノワグマによる
襲撃事件が発生し1人が怪我。

街中の自身のアパート前で
クマに襲われるという
非常に珍しい事件です。

記録しておきます。

 

事件概要

日時:2020年10月2日7時半

場所:福島県喜多方市の駅前のアパート前

内容:
50代男性が出勤のため自宅アパートから出た所を体長約1mほどのクマに襲われた。
右手や左足をひっかかれて怪我をしましたが、命に別条はない、とのこと。

 

 

事件雑感

駅近くの自宅のアパート前で
クマから襲撃を受けるという衝撃的な事件です。

福岡県喜多方市の地図を見てみると
駅の東側に濁川という川が流れています。

クマはその川の河畔林を利用して街中に現れたと思われます。

 

対策

野生植物は川を移動路として
利用する傾向があります。

このような野生植物の移動路を
「コリドー」といいます。

熊や鹿、リスなどが利用します。

ですので、
その移動路である河畔林を
伐採することで、
野生植物のスムーズな移動を阻害し、
街中への野生植物の出没を
低減させることが可能です。

例えば
河畔林を30m毎に
10mの幅で伐採することで
クマが人などから見られることを
嫌がり、河畔林を移動路として
利用しにくくなります。

喜多方市の担当の方は参考にしてみてください。

具体化な事例は
北海道開発局帯広開発建設部
帯広河川事務所が
札内川で実施していますので、
喜多方市の担当者は
問い合わせしてみると良いかと思います。

 

したっけぃ

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

View Comments

  • こんにちは。
    過去に「砂川事件」の件でコメントをしたことがある者です。
    今日は2020年10月8日ですが、各地で熊被害のニュースがたて続いてます。
    私の居住県(静岡県)では熊被害の話はまず聞かないのですが、怖ろしい事ですね。
    畑仕事中だったり、玄関から出たら、とか、日常生活に直結してるのが不気味です。
    個人的には個体数が増加してるのと、猟師の減少による狩猟圧力の減少、
    里山が荒れて境界線が曖昧になってきた、等々原因を考えています。
    とはいえどれもこれも簡単に出来る事ではないので、
    被害を小さくするには?と考えて行動するしかないのでしょうかね?
    とはいえ玄関出たら鉢合わせでやられた、なんて事例は防ぎようがないですね。
    防犯対策同様、どうやったらクマが近づいてこないか?を考えるしかないでしょうね。
    記事ありがとうございます。