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【事故記録】2020.10新潟県ツキノワグマ襲撃事件

2020-10-02 No.624

どうも、
北海道十勝のハンター
モーリーです。

新潟県でツキノワグマによる
襲撃事件が発生し3人が怪我。

うち一人は重症という事件が発生。

記録しておきます。

 

 



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事件概要

[体長1m50cmほどのヒグマ]

日時:2020年10月1日9時時頃

場所:新潟県関川村と新発田市松岡

内容:
新潟県関川村と新発田市松岡で
合わせて3人がツキノワグマに襲われた。

関川村では9時50分頃に畑で、付近に住む70代の女性が倒れているのを近所の人が発見し消防へ通報。
女性が倒れていた場所から300mほど離れた田んぼでも60代男性がクマに襲われ、近所の家に逃げ込み通報。
二人ともドクターヘリで病院に搬送。女性も男性も頭や顔を怪我していた。70代女性は意識不明の重体。

同日9時半頃、15kmほど離れている新潟県新発田市松岡でも、農作業していた70代女性が畑でクマに頭をひっかかれた。
近くの病院に搬送されるも意識ははっきりしている。

警察によるとクマの体長は1m30cmほど。
新潟県では9月から10月1日までに7人がクマに襲われる被害が発生しており、「クマ出没警戒警報」を出していた。

近くに住む60代女性によると「30年近く住んでいるがクマが出没したのは初めてで驚いている」とのこと。

 

 



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事件雑感

思ったことは以下。

・内地でも熊の数が増えていること

・熊が人を恐れていないこと

・熊はヒトの頭部を狙う

・事件発生場所がいずれも畑や田んぼであること

でしょうか。

 

北海道でも同じですが、
内地でもクマの数が増えてるなとつくづく感じます。

また、人を恐れないクマが増えているなと。

猟師の減少でクマが増え、
かつ、人を恐れる機会が減ったことからでしょうか。

春熊(春のクマ一斉駆除)の実施や
クマの出没が考えられる地域の学校での
クマ対処教育などの実施が必要だと考えています。

 

なお、北海道では
『北海道ヒグマ管理計画』という
計画を実施しています。

目的は、
人身被害や人里へ出没及び農業被害の
軽減を目的とし、
かつ、ヒグマの駆除数を制限し
ヒグマの絶滅危機を回避することも
目的としています。

私自身、コンサルタントとして
野生植物の管理計画の策定に
関わったことがありますが、
計画を立てるのは易く、
計画の維持運用が大変です。

北海道が私たちハンターを利用して
どのように計画を実施し運用するのか、
今後の推移を見守りたいと思います。

また、
社会全体としてクマによる
人身事故の発生をどの程度にするのか?
について、考える機会も必要だと考えています。

一人でも発生したらダメなのか?
10人までは現状維持なのか?
駆除にどの程度の予算を割くのか?などなど。

 

このブログを通じて
貴方と共に考え実践してゆければ幸いです。

 

以下の動画は私自身がヒグマと遭遇した時の様子です。

8月の一番お腹を空かせた時期のヒグマです。

もしクマと遭遇しても、
慌てず騒がず対処しましょう。

参考まで。

 

したっけぃ

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。