2021-11-26 No.905
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
まだ11月ですが、北海道は寒気に見舞われ多くの場所で大荒れの天候となっています。
上川の朱鞠内(しゅまりない)では1m近い積雪。
十勝の陸別ではマイナス10℃を下回りました。
そんな中、夕張でヒグマに襲われたとみられる猟師の遺体が発見されました。
事件概要を整理します。
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日時:2021年11月25日13時頃(遺体時刻)
場所:北海道夕張市富野の山林
内容:
2021年11月24日夜、江別市に住む50代男性の家族から「男性が帰ってこない」と江別警察署に捜索願いが出されました。
警察は携帯電話の位置情報から50代男性が夕張にいたことを突き止め、ヘリで捜索を実施し夕張市富野の山林で一台の車を発見。
車は捜査願いが出されていた男性のものと確認。
その後、捜査員が車近くの山林を捜査すると、斜面の20mほど下に狩猟用の服装を着用した男性の遺体を発見。
頭にはえぐられたような深い傷、顔や手にもひっかき傷があった。
付近では猟銃も発見された。
警察は26日、男性の遺体を司法解剖し、身元と死因の特定をすすめている。
状況から見てとれますように、ヒグマに襲われたのだと思います。
冬眠前のヒグマは栄養の摂取と巣穴の確保のために気が焦っています。
この時期のヒグマには会いたくないと、出猟を控える猟師もいます。
特に25日から北海道は真冬並みの寒気が入り込み、各地で冬本番となっています。
その天候からヒグマが冬眠を焦って、余計に気がたっていたのかもしれません。
この男性猟師はどのような状況でヒグマに襲撃されたのでしょうか。
車の近くということから、車からヒグマを目視で確認した上で捕ろうとしたのか、鹿を狙っていたところをいきなり襲撃されたのか?
発砲の有無はどうだったのでしょうか。
気になります。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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ヒグマはエサが少なる冬期間、穴にこもって春まで浅い眠りにつきます。
穴の中は枝やササを敷いてベットにします。
その長い冬ごもりのために秋はたっぷりと栄養を摂取し、丸々と肥えた状態で眠りにつきます。
長い眠りの間は完全に眠る訳ではないので、「冬眠」ではなく「冬ごもり」とも言われています。
冬ごもりの間は絶食し排泄もしません。
メスはこの冬ごもりの間に1-3頭(ペットボトルサイズで400gほど)の子グマを出産します。
冬ごもり中のヒグマの巣に近づくと「グォーーン!」と威嚇されることもあります。
浅い眠りなので、私たちが巣に近づくことを認識しているのです。
中には栄養摂取不足や巣を確保できす、眠らずのヒグマもいます。
また、エゾシカの増加から眠らずにエゾシカを捕食しながら越冬するヒグマの報告もあります。
ヒグマの増加傾向が続く北海道では、更なる注意が必要です。
参考サイト:
したっけぃ
寒い現場にはカップヌードル!