2023-04-04 No.1003
どうも、北海道のモーリーです。
先日、知床に行くとオジロワシがいました。
オジロワシは大きな鳥です。
翼を広げた大きさは2m以上なので、畳より、大谷翔平選手よりも大きな鳥です。
写真や動画ではその大きさを伝えきれずもどかしいものです。
以前、畑に人がかがんでいるなぁと思ってよくよく見てみるとオジロワシでした。
その大きさにびっくりした記憶があります。
地上にいるとその大きさを把握し易いのですが、空にいるとその大きさはつかみ難いものです。
今回は写真も撮れたのでオジロワシの様子をお届けします。
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分類:タカ目タカ科
種名:オジロワシ
学名:Haliaeetus albicilla(ラテン語で”海鷲”と”白”の意)
RDB:絶滅危惧Ⅱ類(環境省第4次レッドリスト)
ヨーロッパ、西アジア、東アジアに分布
極東における繁殖地はカムチャッカ半島、サハリン、北海道等
種としての総個体数の推定数は、※IUCN,2013によると
20,300-39,600羽
※IUCN:【International Union for Conservation of Nature】国際自然保護連合。約1,200の組織(200を超える政府・機関、900を超える非政府機関)が会員となり、世界160カ国から約11,000人の科学者・専門家が、6つの専門家委員会に所属し、生物多様性保全のための協力関係を築いています。本部はスイスのグラン。
大きさ:全長約69~92cm、翼開長200~245cm
場所:海岸や湖沼周辺、河川流域の大木に営巣
食:海鳥類、スケトウダラ等の海産魚類を捕食する。漁船が捨てる雑魚も餌にするため漁港や沖の船の周りでも見られる。猟師が撃ったエゾシカの残渣も食べる。
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環境省ではレッドリストという分類で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定しています。
絶滅危惧Ⅱ類とは”Vulanerable”で【脆弱】の意味です。
「絶滅の危機が増大している種」ということです。
ただし、オジロワシに関しては北海道とロシア北東部の自然環境が大きく変化しなければ、絶滅することないだろうなというのが個人的な印象です。
ただし、2020年9月にロシアカムチャッカ半島周辺で全海洋生物の95%が死滅するという壊滅的な事故が発生しています。
劇薬物流出汚染とも異常発生したアオコが原因とも言われています。
このような事態が続けばオジロワシやオオワシの存続も危うくなります。
一方、北海道は世界で唯一の鉛弾の使用を禁止している土地であり、オジロワシとオオワシの鉛中毒に配慮している土地です。
その対価として猟師は非常に高価になる弾代を支払っています。一発1300円も!(つらい…、ラーメンに好きなトッピング全乗せできるじゃん…)
オジロワシとオオワシの保全には北海道の猟師たちの経済的な貢献があることを記しておきます。
参考サイト:
На Камчатке произошла экологическая катастрофа
関連記事:
事故記録 オジロワシの体内から散弾4発 ロシアでも日本でもオジロワシは非狩猟鳥獣
以前は十勝川でもサケのホッチャレ(産卵後に死亡したサケの死骸)を狙ったオジロワシやオオワシが沢山いましたが最近は見られなくなりました。
原因は色々とありますが、野生鳥獣とヒトの適度な距離感を保ちたいものであると自らに戒めたいと思います。
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貴方も北海道までオジロワシを見に来てください。
道東の海岸線をドライブしていれば、タイミングが合えば出会える可能性は高いと思います。
したっけぃ