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事故記録 長野県大町市ツキノワグマ襲撃事件 クマの爪や歯による顔面襲撃による出血性ショックか

2025-06-27 No.1168

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

長野県においてツキノワグマによる襲撃事件があり二名の死傷者を出しました。

事件概要を整理します。

 

 

事件概要

日時:2025年6月22日 10:00頃

 

場所:長野県大町市八坂

 

内容:

長野県大町市八坂地区山林においてタケノコ採りに入った男性2人がクマに襲われ、男性(46歳)は顔を噛まれ、ひっかかれた。

約2時間後に多発性外傷による出血性ショックで死亡した。

男性(70歳)は腕をかまれて軽いけがをした。

クマは成獣とみられ、市や猟友会が、現場周辺に捕獲用のおりを設置する方針。

6月26日現在、発見や捕獲には至っていない。

長野県内のクマによる人身被害は2025年で6件10人で、死者は初めて。

今回の被害を受け、県は、改めて「山の中ではどこでクマと遭遇してもおかしくない」として注意を呼びかけている。

山に入る際は、「クマが活発になる朝や夕方は避けること」「複数人で行動すること」「鈴やラジオなど音の出るものを鳴らしながら人の存在を知らせること」などと話す。

また、クマの足跡やふんを見つけた場合や、子グマを見つけた場合は、そっと立ち去ってほしいとしています。

 

 

クマの爪

[2025.4北海道十勝 捕獲されたヒグマの爪]

今年の春先に捕獲されたヒグマの爪です。

写真では伝わりにくいですが、実際に見てみると

「これで襲われたらアウトだわぁ」と感じる質量と大きさです。

必要以上に恐れる必要はありませんが、山に入る際はラジオなどで音を鳴らす、変な匂いを感じたら引き返す、山菜は野生生物の分も残しておくなどの配慮は必要だと感じています。

 

関連記事:

2025年4月北海道美唄市ヒグマ襲撃事件 猟師が顔面に大怪我を負う

 

参考サイト:

北大ヒグマ研究グループ

 

したっけぃ

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

View Comments

  • ヒグマの爪、長くて鋭い形ですね。
    ツキノワグマの爪、ヒグマより小さいでしょうが、殺傷力が強いことに驚きます。
    山菜採りの男性、複数人でいたのに不運でした。

    • ミウル様、コメントありがとうございます。
      ツキノワグマは見たことがないので、いずれ会ってみたいと思います。
      気候変動で北海道にヒグマとツキノワグマの両種が生息するようなことになったら嬉しいです。
      クマの爪は大きく硬く立派なものです。
      これでペンダントでも作ろうかなと思っています。