2025-08-15 No.1183
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
2025年8月14日に北海道羅臼(らうす)岳において、登山中の男性がヒグマに襲われ安否不明になる事件発生しました。
衝撃的なニュースです。
15日4時現在、ヒグマに連れ去られた男性は発見されておらず事件は進行中ですが事件概要を整理します。
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事件概要
日時:2025年8月14日11時頃
場所:北海道羅臼岳(1661m)の標高550m付近にて
ヤマップによる羅臼岳情報:
羅臼岳は私は小学生の頃に登りました。
頂上からは海が一望でき、美しい山であると感じた記憶があります。
内容:
2025年8月14日11時すぎ、北海道斜里警察署に「男性がヒグマに襲われた」と110番通報があった。
現場は羅臼岳の標高550メートル付近で、襲われたのは男性A氏(20代)。
警察によると、襲われた男性A氏とB氏は2人で午前5時から登山をしており、下山する途中で被害にあったとのこと。
A氏はB氏の200メートルほど前を歩いていたところ、ヒグマに襲われた。
B氏はA氏に名前を呼ばれたため駆け寄ったところ、A氏がヒグマに襲われ抵抗しているのを発見。
B氏が近づいてヒグマを追い払おうとしたが、A氏は登山道から林の方へ引っ張られていったとのこと。
その際、A氏が太もものあたりから出血していたのをB氏が確認したが、A氏の安否は現在も不明。
警察は新たな登山客が入らないように入山を規制。
ヘリコプターなどで、山中に残された他の登山者約40人を救助した。
ヘリコプターによる登山者の救助は日没まで行われましたが、羅臼岳には下山できていない登山者が少なくとも十数人いるとみらている。
警察は、安全のために下山しないでほしいと注意を呼びかける方針。
また、地上からの安否不明者の捜索についても安全を考慮して、14日は断念。
15日は4:30ごろからの捜索再開を予定している。
羅臼岳の登山道では7月以降、クマの目撃が相次いでいた。
8月12日には、登山客がクマと至近距離で遭遇し、クマスプレーを噴射するも数分間付きまとわれた事例もあったとのこと。
緊急事態宣言延長について
[2025.7北海道十勝 先日獲れたヒグマの手]
当初、緊急事態宣言は8月14日までの一ヶ月間を設定していましたが、二週間ほど延長し、8月31日までヒグマ緊急事態宣言を延長します。
関連記事:
ハンター日記がヒグマ緊急事態を宣言 試される大地北海道の新たなる希望
基本的にヒグマが一番腹を空かせるのは7月から8月の中旬頃まで。
その頃が過ぎれば、山の幸が実り、サケも遡上しヒグマは人や牛を襲う必要がなくなります。
山を見ていると、今年のオニグルミやヤマブドウの実の付きぶりも好調なので、ヒグマたちの食料もあと少しで実りつつあります。
8月下旬まではヒグマに注意してお過ごしください。
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知床羅臼
今回はヒグマ襲撃事件により注目を集めてしまいましたが、知床羅臼町は美しい町です。
なんなら日本で最も自然豊かで多様な自然環境を持ち、多様な生物が生息している町であると言えます。
ヒグマによる被害は恐ろしいものですが、その一方でヒグマたちなど多様な生物を育むかけがいのない町であり、今後とも知床羅臼町まで足をはんこでいただけると幸いです。
以下に知床の羅臼町で主に撮影した写真をアップします。
自然の美しさと残酷さは表裏一体であることを認識した上で、北海道知床まで遊びに来て下さい。
[北海道知床羅臼岳]
[北海道知床ウトロ地区 流氷]
[北海道知床羅臼町 オジロワシ]
[北海道知床羅臼町 オオワシ]
[北海道知床 知床岬にいたる道中 ヒグマの巣である]
[北海道知床 流氷上にたたずむキタキツネ]
[北海道知床 まばらな流氷が浮かぶ海の羅臼漁師たち]
関連記事:
北海道生き物紀行 2020早春 知床羅臼編
したっけぃ
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